堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第151話が8月17日に放送された。ついにデクと死柄木=AFOによる決戦の時。OFA歴代継承者たちの“個性”を駆使して巨悪に挑むデクの姿が話題を集めた。(以下、ネタバレを含みます)
本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2014年32号から10年にわたり連載された堀越耕平による人気コミックを原作としたアニメ作品。総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“無個性”の少年・緑谷出久(通称:デク、CV:山下大輝)が、憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトの“個性”を受け継ぎ、名だたるヒーローを多く輩出する雄英高校のクラスメイトたちと共に最高のヒーローを目指していく物語だ。
“ヒロアカ”の愛称で親しまれ、原作漫画は最新41巻まででシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破。現在テレビアニメ第7期が放送中、さらに劇場版第4作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」が公開中となっている。
荼毘(CV:下野紘)が轟焦凍(CV:梶裕貴)の新技“赫灼熱拳・燐”を模して復活、巨悪オール・フォー・ワン(AFO/CV:大塚明夫)がエリの“個性”を利用して若返り全盛期の肉体を取り戻すなど、ヒーローたちが予想だにしない事態が次々と発生。
敵(ヴィラン)勢が再び勢いを増す中、デクは死柄木弔(CV:内山昂輝)のいる「天空の棺」を目指して海上を進んでいた。そんなデクの前に助っ人が現れる。アメリカNo.1ヒーロー・スターアンドストライプ(CV:朴ロ美)のパイロットチームだ。スターが死柄木との戦闘で散った後も、その思いをつなぐために日本にとどまり続けていた彼らの戦闘機を伝って、デクは死柄木のもとに辿り着く。
到着早々、ワン・フォー・オール(OFA)3代目継承者(CV:鈴木崚汰)の“個性”「発勁」を駆使した強烈な蹴りを死柄木に食らわせたデク。しかし、辺りに目を向けると、そこには悲惨な光景が広がっていた。ミルコ(CV:木下紗華)や先輩たちの息も絶え絶えな様子、そして心臓を撃ち抜かれて横たわる爆豪勝己(CV:岡本信彦)の姿。その光景を前に唖然とするデクを、死柄木は挑発する。死柄木は怒ったデクの動きが短絡的になることを知っているのだ。
しかし、怒りで我を失いかけたデクに通形ミリオ(CV:新垣樽助)が「大丈夫だデク!!」と必死で声をかける。天喰環(CV:上村祐翔)たちがまだ息をしていること、エッジショット(CV:鎌苅健太)が爆豪の救命措置に当たっていることを伝え、「俺たちはまだ何一つ失っちゃいない」「諦めちゃいけない」とデクを鼓舞するミリオ。死柄木に「きれい事ばかり並べ立てる事を現実逃避だと言うんだ」と言われても、「ヒーローがきれい事並べ立てないで誰が理想を現実にするんだ!?」と強く言い返す。
その言葉は冷静さを失ったデクの耳にも届いた。怒りをコントロールし、自分を取り戻したデクは「AFO……まだそこに死柄木がいるのか?」と問いかける。まだデクが到着する前、「お前は友達がいなかったんだな」というミリオの言葉に激昂した死柄木。AFOの人格と完全に統合されたかのように思えていたが、その中にはまだ死柄木の意識が残っているのでは…。OFAの中に死柄木の意識が侵入してきた時、憎しみの奥に泣いている子供を感じ、「あの子を救けたい」と思ったデク。デクと死柄木もといAFOによる闘いのゴングが鳴るかのように、デクの背後に浮かぶ志村菜奈(CV:園崎未恵)の幻影が「出久くん まだそこにいる!」と告げた。
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