内野聖陽“佐伯”、段田安則“菅井”との全日本医師会・会長の座をめぐる争いがついに決着<ブラックペアン>

2024/09/01 19:27 配信

ドラマ レビュー

歳弘と天城が密談(C)TBS

上杉のオペを全日本医師会・会長選の日に行うことに


菅井が企んでいるのは、ウエスギモータースの医療部門を手に入れることだった。実際、歳弘と手を組んだ菅井は、ウエスギグループから医療部門を独立させ、その社長の座についた。

そんな中、天城が歳弘のところを訪れて密談するシーンがあり、そこでは天城は寝返って歳弘側についたように思えるやり取りが描かれていた。

そして、歳弘と菅井は、佐伯に一つ提案をした。それは上杉のオペを日本医学会・会長選の日に行ってほしいということだった。菅井は「医療界にとっても貴重なオペです。是非に。会長選の会場に中継していただけたら」と具体的な提案を示すが、佐伯は「公開手術は会長選という場に相応しいかどうか」と牽制。

すでに根回しをしてあるようで、佐伯はその条件をのむことにした。

完璧なはずの天城がミス、寝返りは本当だったのか


そして全日本医師会・会長選の日。佐伯は「我が東條大学が誇る世界最高水準のオペです」と紹介し、天城、高階(小泉孝太郎)、世良(竹内涼真)らの姿がビジョンに映し出された。

順調に進んでいたと思われていたオペだったが、天城がダイレクトアナストモーシスの施術を始めた途端に、大量の出血が。

まさかのミス!? 天城は「冠動脈の分岐部の癒着がすごかったんだ。避けちゃったよ」と出血の原因を話し、「2カ所同時にダイレクトアナストモーシスができると助かるんだけど」と唯一の解決策をつぶやいた。

天城は世良に「いける?」と聞くが、ダイレクトアナストモーシスができない世良は「それはできません」と答えるしかない。

まさかの失敗。そんな空気が会長選の会場にも広がっていく。

天城がまさかのミス!? (C)TBS


会長選は佐伯が勝利したが、新たな問題が発生した


天城が金で動き、歳弘側についたと確信した菅井は、手術失敗の責任を東城大・佐伯に押し付けようとする。

その時、佐伯は菅井が予想もしなかった反応を示した。「責任ですか。では、責任をとって私がオペを引き受けましょう」と言って、遠隔操作でエルカノ・ダーウィンを使ってオペ室の天城と2カ所同時のダイレクトアナストモーシスを行うこととなった。

エルカノ・ダーウィンを独占しようとしていた菅井の目論見も崩され、手術も無事に成功。全日本医師会・会長選は、佐伯が勝利した。

会長となる佐伯は東城大の院長を退き、副院長で内科医の江尻(大黒摩季)にその席を譲るものだと思っていたが、そうではなかった。佐伯は再出馬を宣言。その瞬間、江尻との間に新たな確執が発生したようだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

最後に、佐伯から衝撃的な発表が(C)TBS