小泉今日子&小林聡美、物語の魅力は「55歳の親友っていうのがちょと一味違う」「団地の人たちとの関わり合い方が温かく描かれている」<団地のふたり>

2024/09/08 05:30 配信

ドラマ インタビュー

小泉と小林、お互いがどんな存在か語る


小林は、小泉について「仕事場で小泉さんの生き様みたいなのに触れると、いい加減じゃいられないなって。といいつつも、とほほな所もあったりして(笑)。そんなところに気付けるのも長い間、ちょっとずつちょっとずつ一緒に仕事に取り組んできたから感じられることだと思います。あと、小泉さんは”大丈夫だよ!”と言って、私の足りないところを大きな懐で支えてくれるので、”いいんだこれで”って思える、そういう安心感があります」と笑顔でコメント。

一方、小泉は「小林さんはいつもどんな時も私を肯定してくれるんです。否定をしないんです。それがどんなに嬉しいか…。”そんなことないよ~”とか言ってくれて、絶対肯定してくれるのがありがたいと思っています」と小林へ感謝を口にした。

小泉「私が特に印象に残っているのは、親の介護問題を扱う回」


団地が舞台の同ドラマ。小林は「ロケ地にさせていただいた団地は、皆さんが丁寧に手入れをされていて。大事に住んでいるなという気がよく流れている団地だったので、ああいう団地は住んでみたいなと思いました。過疎になっている団地もみんなで整えることで付加価値がついて、もっと若い人も住んだりして。そこでコミュニティーが完成するような団地がもっとできたらいいのになって思いました」と思いを明かした。

また、今は団地の高齢化や過疎化が話題となっているが、小泉は「原作では描き切れなかった団地というコミュニティーを通して見えてくる社会っていうのは、ドラマの方でフォローできているなって思います。今後、ドラマの中でいろんなキャラクターがゲストで出てくるんですけど、社会に通ずる問題がいろいろゲストによって絡んでくるという作りになっています。私が特に印象に残っているのは、親の介護問題を扱う回。自分もその経験をしているので、切実だなって思いながら撮影していました」と撮影を振り返り、小林も「ちょうど私たち世代は親の高齢と向き合う世代。そういう現実をドラマではハートウォーミングに届けられているのかなって思います」と話した。