最終回は――
お互いを思い合う気持ちをますます強くしたちよみ(飯沼愛)と南くん(八木勇征)は、とうとう堀切家の信太郎(武田真治)、百合子(加賀まりこ)、楓(木村佳乃)、拓真(番家天嵩)、そして家族同然の久子(室井滋)にも“秘密”を打ち明け、ひと夏の思い出に庭で花火を楽しむ。
みんなと幸せな時間を過ごす2人だったが、別れの時が刻々と近づいていることも感じていた。それでも、誰もそのことを口には出せずにいた――。
ある朝、南くんの父・晴幸(沢村一樹)が堀切家を訪ねてくる。昔お世話になった大学の先生に南くんのことを話し、調べてもらおうと提案する晴幸。「親として、何もせずにいることはできない」という気持ちは皆に痛いほど伝わり、南くんもその思いを汲んで検査を受けてみることに。
検査から戻ってきたちよみたちは、「自分と同じ高さくらいのケーキが食べたい」という南くんのリクエストを叶えるため、堀切家のみんなでケーキを楽しむ。だがその最中、南くんの姿が薄くなり消えかけたことに気づく。
"その時"が迫る中、楓からの大切な言葉を受け取った2人は、思い出の場所へと向かう…。
――という物語が描かれる。
最終回放送を前に、ちよみ役の飯沼愛と南くん役の八木勇征が無事クランクアップ。GP帯ドラマ初主演を務め上げた飯沼は、堀切家の面々を演じた木村佳乃、武田真治、加賀まりこに加え、久子役の室井滋、そして八木も見守る中での撮了に万感の思いという面持ち。
飯沼は「あっという間だったような、長かったような…」とこの3カ月を振り返りつつ、「クランクインする前は不安もたくさんあったのですが、優しくて温かい皆さんのおかげで、毎日安心してお芝居させていただけました。ありがとうございました」と、キャスト、スタッフに感謝の言葉を伝える。
そして八木の方へ顔を向けると、「南くん役が八木さんでよかったです」と少し声を震わせ、「たくさん、ありがとうございました!」と涙を浮かべながらも笑顔に。最後は花束を掲げ、「また皆さんとご一緒できるように精進します!」と宣言し、ひと夏を共に駆け抜けた“ちよみ役”に別れを告げた。
一方、八木は南くんを演じる上で欠かせなかったグリーンバックの前でクランクアップ。駆けつけた飯沼から花束を受け取ると、「この作品では、スタッフの皆さんもたくさん苦労されたのではないかと思います」と、共に作品を作り上げたスタッフに労いの言葉を贈る一幕も。
続けて、「この作品と向き合いながら、15cmになってしまったお芝居がうまくできるか心配だったのですが、皆さんが支えてくれたからこそやっているうちに自信もついてきました。感謝の気持ちでいっぱいです」と、率直な思いを吐露し撮影を締めくくった。
「南くんが恋人!?」最終回は、9月10日(火)夜9:00より放送。
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