二宮和也が主演を務める日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」(毎週日曜夜9:00-9:54※最終回は夜9:00-10:19、TBS系)の最終話が、9月15日(日)に放送される。同作は、2018年4月期に二宮主演で放送された日曜劇場「ブラックペアン」の続編。海堂尊の小説「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」(講談社文庫)を原作に、シーズン1から6年後の物語を描く。
同作で二宮が演じるのは、6年前に東城大学医学部付属病院を去った外科医・渡海征司郎とうり二つの謎の男・天城雪彦。また、シーズン1に出演していたなじみのメンバー、外科医・世良雅志役の竹内涼真、看護師・花房美和役の葵わかな、看護師・猫田麻里役の趣里、外科医・高階権太役の小泉孝太郎、病院長・佐伯清剛役の内野聖陽らが続投。
さらに、橋本さとし演じる佐伯外科准教授の黒崎誠一郎、神野三鈴演じる看護師長の藤原真琴、内村遥演じる佐伯外科の医師・垣谷雄次、今野浩喜演じる佐伯外科の医師・関川文則ら、“チームブラックペアン”の再始動に欠かせない東城大の医師・看護師が再集結。
その他、シーズン1では新人研修医だったが、シーズン2では外科医に成長した田口公平役の森田甘路、速水晃一役のヤマダユウスケ、北島達也役の松川尚瑠輝、シーズン2でも佐伯外科の看護師として変わらず働く宮元亜由美役の水谷果穂も出演している。
そして、韓国人研修医パク・ミンジェ役として、日本ドラマ初出演となる韓国の若手俳優キム・ムジュンが出演。さらに、ミンジェの母親パク・ソヒョン役として、13年ぶりの日本ドラマ出演となるチェ・ジウも登場し、第1話のキーパーソンを演じた。
シーズン2から登場する新キャラクターとして、維新大学心臓外科教授・菅井達夫役で段田安則が出演中。菅井は、佐伯と同じく日本の研究医療の頂点である日本医学会の会長の座を狙っており、佐伯と一騎打ちになると言われているライバル。佐伯が計画している心臓外科に特化した専門病院の開設を阻止しようとする。
また、治験コーディネーター・椎野美咲役に田中みな実が配役。美咲はドラマオリジナルのキャラクターで、シーズン1で登場した木下香織(加藤綾子)の後輩。勘が鋭く、営業能力が高い美咲は、佐伯からの信頼も厚く、新薬や機器開発の治験窓口となり、主人公の天城と絡んでいくことになる。
東城大の病院長となった佐伯(内野)は、心臓外科に特化した新病院の開業計画を進めていた。彼が次に狙うのは全日本医学会会長の座。佐伯は、医療界でディアブル(悪魔)と呼ばれ、人も金をももてあそぶ世界的天才外科医・天城(二宮)を、計画中の新病院のトップに推挙する。
世界でただ一人、冠動脈バイパス術の進化形“ダイレクト・アナストモーシス”を扱える技術を持つ天城は、着任早々とんでもない新病院構想で周囲の反感を買うも、公開手術で日本医療界への華々しいデビューを飾った。
やがて、全日本医学会会長選が決着の時を迎え、佐伯が当選。しかし、佐伯は東城大の病院長選にも再び立候補すると言う。副院長の江尻紀恵(大黒摩季)は、佐伯に対抗し、桜宮市医師会会長の真行寺(石坂浩二)を味方につけて病院長選に立候補。真行寺は佐伯の恩師だが、5年前のある出来事を機に2人は仲たがいしていた。
その5年前のことを天城が密かに探っていた。目的は、天城自身と彼の家族に関する秘められた事実を明らかにすること。天城は、渡海(二宮・二役)がかつて住んでいた仮眠室を訪れ、残された渡海の手術資料や私物の中からある1枚の写真を見つける。同じ頃、佐伯の元に渡海から連絡が入る。
そんな中、幼少期から心臓に疾患があった天城が、ついに倒れてしまう。佐伯が執刀し世良(竹内)とともにオペを進めるが、助かるにはダイレクト・アナストモーシスと佐伯式を同時に行うしかない絶体絶命の状況。
誰もが最悪の事態を覚悟した瞬間、オペ室に現れたのはなんと渡海だった。渡海は、佐伯にダイレクト・アナストモーシスができるか尋ねられると「やりませんよ俺は。あんなギャンブルみたいなこと」と、微笑しながら言い放つ。
そして、エルカノ・ダーウィンを使って佐伯がダイレクト・アナストモーシスを行い、渡海が佐伯式を行うことでオペはなんとか成功。命を取り戻した天城は、恩を返す意味で、新病院の人事選考にとって重要になる国際心臓外科学会で公開手術をしてほしいという佐伯からの依頼を受け入れる。
一方で、自身の父・天城司(大和田伸也)が遺言として残した「ブラックペアンの約束は破られた」「徳永(井上肇)の手術ができるのは雪彦だけだ」という言葉の真相を探るため、佐伯を問い詰めていくのだった。
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