堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」(毎週土曜夕方5:30-6:00、読売テレビ・日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第154話が9月7日に放送された。分断作戦が崩壊し、絶望の淵に立たされるヒーローたち。そんな中、かつてデクと戦った敵(ヴィラン)たちが援軍に駆けつける胸熱展開が視聴者の興奮を煽った。(以下、ネタバレを含みます)
本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2014年32号から10年にわたり連載された堀越耕平による人気コミックを原作としたアニメ作品。総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“無個性”の少年・緑谷出久(通称:デク、CV:山下大輝)が、憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトの“個性”を受け継ぎ、名だたるヒーローを多く輩出する雄英高校のクラスメイトたちと共に最高のヒーローを目指していく物語だ。
“ヒロアカ”の愛称で親しまれ、原作漫画は最新41巻まででシリーズ世界累計発行部数が1億部を突破。現在テレビアニメ第7期が放送中、さらに劇場版第4作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」が公開中となっている。
セントラル病院から解放された黒霧(CV:藤原貴弘)のワープゲートの“個性”によって、トゥワイスの血で変身したトガヒミコ(CV:福圓美里)が無限増殖“サッドマンズデスパレード”で各地に現れる。さらに荼毘(CV:下野紘)も父・エンデヴァー(CV:稲田徹)のいる群訝山荘跡へ移動。これによってヒーローによる分断作戦は崩れ去ってしまった。
トゥワイスに変身したトガは日本を埋め尽くす勢いで増殖、群訝は荼毘の青い炎に包まれていく。そんな混乱に乗じて、完全な融合のため死柄木弔(CV:内山昂輝)のもとへ向かおうとするオール・フォー・ワン(AFO/CV:大塚明夫)。それを制止し、AFOから死柄木が真の意味で“完成”していないことを聞き出したホークス(CV:中村悠一)は叫ぶ。
このままでは荼毘の熱で誰も戦えないこと。群訝でヒーローが全滅すれば、敵(ヴィラン)がすべてデクと死柄木のもとへ向かってしまうことーー。「燈矢を止めて下さい!」というホークスの声を聞いたエンデヴァーは、目の前にいる息子と今度こそ向き合う覚悟を決めるのだった。
その頃、天空の棺ではトガの分身トゥワイスにより物間寧人(CV:天崎滉平)と相澤消太(CV:諏訪部順一)の死柄木に対する「抹消」が解かれてしまう。さらにはスケプティック(CV:杉田智和)に雄英のシステムがハッキングされ、浮遊制御が効かなくなった空飛ぶ校舎は徐々に落下。このまま地上まで落ちれば、死柄木の「崩壊」によって世界は壊れてしまうだろう。
デクは必死で対応策を考えるが、発動させたワン・フォー・オール二代目の“個性”「変速」の反動で、意識が朦朧として頭が働かない。そんなデクに二代目継承者(CV:小野大輔)は、“統合”の乱れによりAFOが死柄木の肉体を自由に動かせない今がチャンスだと告げる。
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