17世紀フランスの銃士たちの恋と冒険を描くミュージカル「三銃士」で、「THE BOY FROM OZ」以来、2年ぶりの舞台共演を果たす坂本昌行と末澤誠也。前作ですっかり仲良しになったという2人の関係に迫ります!
坂本昌行(以下、坂本):僕が演じるアトスは、フランス王を守る三銃士のリーダー的存在。正義を貫く人間であるが故、自分や大事な人を犠牲にしてしまうところが彼の悲劇なんだよね。役作りとしては、変に何かをするのではなく台本に忠実に、”それ以下でも以上でもなく”演じるのが今回はいいのかなと思ってる。既に有名な作品だし、ストレートなお話だから素直に作り上げていくのが一番いいのかなって。
末澤誠也(以下、末澤):僕が演じるダルタニャンは、故郷からフランス王を守るためにはせ参じた青年で、本当に純粋無垢な役柄。それ故に自信家でもあるキャラクターです。自然体で演じたいですね。故郷からパリに出て、三銃士や最愛の人に出会うことで成長していくダルタニャンをしっかり見せたいです。
それぞれ相手が役にハマっているなと思うところはある?
坂本:末澤の素直で明るくて元気なところは、役のまんまだよな。
末澤:自分でも思います。素直で明るくて元気。まんまです!(笑)
坂本:そしてダルタニャンのように「ガキ」とみんなにバカにされ。
末澤:そう。バカにされ…。何でそんなん言うんですか〜!(笑)
坂本:あはは!(笑)
末澤:坂本くんは、しっかり信念を持って貫いているところがアトスと重なる部分ですよね。ダルタニャンに愛情を注ぐところも、坂本くんご自身の稽古場での雰囲気と近いものを感じます。
坂本:僕にも経験があるからさ。稽古がつらいときも、先輩が「よし、行くぞ!」って言ってくれたら、自分も頑張るしかないじゃない。その結果、いいことしかなかったからね。
ミュージカルということで、2人の歌のシーンも楽しみ!
坂本:今回は、歌のボリュームもかなりあるんだよね。
末澤:僕は「―OZ」の倍以上、曲が多いです。
坂本:冒険活劇だからか、メロディーがストレートで、初めて聴く人にもなじみやすい曲が多いよね。
末澤:耳に残るから、つい口ずさんじゃいますよね。
坂本:ソロの曲ももちろんあるけど、三銃士にダルタニャンが加わって掛け合いで歌う曲も、今までにない挑戦なので楽しみ!
末澤:僕もその曲、好きです。ただ、前半と後半で僕のパートは上下が入れ替わるんですよ。頭がごっちゃになりそう。本番ではそこも楽しみながら歌いたいです。