<キン肉マン>「シューズの紐が!」テリーマンの“靴紐予告”に全方向からツッコミが殺到「お前もう裸足になっとけ!」

2024/09/20 19:12 配信

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アニメ「キン肉マン 完璧超人始祖編」第10話が放送(C)ゆでたまご/集英社・キン肉マン製作委員会

「週刊プレイボーイ」とWEBサイト「週プレNEWS」で連載中の「キン肉マン」新シリーズをアニメ化した「キン肉マン 完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編」(毎週日曜深夜11:30-0:00、TBS系ほか)。32年ぶり、1991年~1992年に放送されたテレビシリーズの続編で、新旧ファンの注目が集まる話題作だ。9月15日に放送された第10話「魔雲天!悪魔の意地!!」では、ザ・魔雲天(CV. かぬか光明)とストロング・ザ・武道(CV. 大塚明夫)との試合が決着。途中、不吉を暗示するテリーマン(CV.小野大輔)の靴紐予告に猛ツッコミが集まった。(以降、ネタバレが含まれます)

「キン肉マン」あるあるの“テリーマンのシューズの紐”


正義超人軍、悪魔超人軍、完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)による三つ巴になった2回戦は、残すところザ・魔雲天(マウンテン)とストロング・ザ・武道(ブド―)の試合のみ。一時は手刀で顔面を砕かれ危ういかと思われた魔雲天だが、巴投げに内股という得意の柔道技で切り返し、優勢に試合を運んでいく。さらにコーナートップロープに上り、必殺のマウンテンドロップの体勢に入るのだが、ここで試合を見守っていたテリーマンの足下で「ブチッ!」と嫌な音が…。

そう、この音は「キン肉マン」ファンなら誰もが察するテリーマンのシューズの紐が切れる音。これが起こると仲間の身に危機が訪れるという、「キン肉マン」では昔から決まっているお約束事である。さらにバッファローマン(CV.安元洋貴)が「テリー! まさかてめぇの!?」とすかさず流れを完成させてしまったために、魔雲天への不吉予告が確定。魔雲天はマウンテンドロップをかわされて、派手に自爆してしまう。

お約束だからこそ言わずにはいられない。そんな視聴者たちから、「ユーは今後一切靴紐のあるシューズを履かないほうがいい」「仲間をピンチに突き落とすテリーの靴紐予告」「テリーマンのシューズの紐はキン肉マンの様式美」など一気にツッコミが殺到する。

さらに絶妙なアシストを見せたバッファローマンにも、「コンビ芸してんじゃねえ笑」「予告を確定させやがった」「おま、ツッコミうまくなったな」といった、やんやのコメントが集まる瞬間になっていた。

アニメ「キン肉マン 完璧超人始祖編」第10話より(C)ゆでたまご/集英社・キン肉マン製作委員会


そんなに切れたらもはや死の宣告


テリーマンのシューズのせいではなかろうが、せっかく鍛えた大胸筋をぺしゃんこにされ、左足を吹き飛ばされてしまった魔雲天。“零の悲劇”で人間にされかけるものの、“あのお方”のため、最後の力を振り絞ってストロング・ザ・武道を脇固めに捕える。

がっちり決まったかに思えたが、ここで再びテリーマンのリングシューズが音を立てる。まさかの今度は片足全ての靴紐が切れてしまっていた。ここまで派手に切れたらもはや死の宣告というしかない。魔雲天は完武・兜砕きで岩石頭を粉砕されてしまうのだった。

剣道超人とアナウンスされながら剣道技を1つも出さなかったのはともかく、ストロング・ザ・武道の強さはやはり別格だ。いや、本当に恐るべきはテリーマンのリングシューズなのか…。つい、そんなことを考えてしまいがちになる試合の決着。SNSにも「まさかの二段構え予告で回避不可」「テリーマン、お前もう裸足になっとけ」「そうはならんやろと思いつつテリーマンの紐が連続して切れるの面白すぎる」など、「キン肉マン」ワールドを楽しむファンのコメントが相次いでいた。

アニメ「キン肉マン 完璧超人始祖編」第10話より(C)ゆでたまご/集英社・キン肉マン製作委員会


悪魔超人軍が隠す“あのお方”の秘密とは?


悪魔超人が無量大数軍との闘いに参戦し、バッファローマンが悪魔超人軍に出戻ったのは、“あのお方”のため。彼らしか知らない秘密があるようだったが、それをストロング・ザ・武道も知っており、加えて「はるか遠い昔からの知り合いだ」ということに驚く悪魔超人軍。

ストロング・ザ・武道は嘲笑するように”あのお方”について明かそうとするが、そのとき、死んだと思われていた魔雲天が復活する。今度こそ本当に最後の力だったのだろう。魔雲天はリングを吊るしていた四方のチェーンを体重の衝撃で引き千切ると、ストロング・ザ・武道を道連れにグランドキャニオンの谷底へ落ちていった。

悪魔超人の意地と誇りを通した魔雲天のこの最期に、視聴者からは「不屈の悪魔魂カッコよかった」「あとの展開を知っていると魔雲天の選択はほんとMVP」など、多くの喝采が上がっていた。

ラストではキン肉マン(CV.宮野真守)がテリーマン、バッファローマン、ピークア・ブー(CV. 石毛翔弥)の手を取り、正義超人、悪魔超人、完璧超人の三属性の和解と結束を呼びかける。しかし、そこにターボメン(CV. 野島健児)とクラッシュマン(CV. 富岡佑介)、さらに姿を明かしていなかった無量大数軍の第二陣が現れる。彼らの中にいるキン肉マンとよく似た風体の超人は何者なのか――という、今話もまた絶妙の引きで終了。

次回予告では無量大数軍の新たな刺客に加え、ブロッケンJr.、ウォーズマン、ラーメンマン、ロビンマスクたち正義超人軍が戦列に加わる様子も映っている。

新展開を予感させる第11話「新たなる無量大数軍(ラージナンバーズ)!!」は9月22日(日)に放送予定。ようやく全世界を股に掛けた対抗戦がひと段落したのも束の間、東京ドームに凱旋を果たした正義&悪魔陣営の超人たちを待ち受けていたのは、初登場時にベールを脱がなかった5名を含む完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナバーズ)の第二陣であった。しかもそのひとりネメシスはキン肉族と思しき風貌の気になる存在で…。疲労困憊のキン肉マンたちは連戦の要求に戸惑うが、そこにとうとう、待ちに待った正義の援軍が到着する!!

文:鈴木康道

アニメ「キン肉マン 完璧超人始祖編」第11話先行カット(C)ゆでたまご/集英社・キン肉マン製作委員会