――この番組のことはいつ、どのようなシチュエーションで聞いたのですか?
ドラマを撮っているときに事務所に呼ばれて聞きました。ただ、僕の今の仕事のペースを考えると、「本当にできるのか?」という感じだったんです。そう言われたことで火がつきまして(笑)。
「無理だと思われているならやってみようかな」とその場ですぐ決めました。ただ、後から聞いたら朝の5時50分から生放送とのことで…(笑)。「僕は何時に起きるのかな?」と決めた後に恐ろしさを感じました。
――番組開始に向けて行われている勉強会について
出演ドラマでも時事ネタを取り上げることが多く、本当に起きた事件や今世の中で起こっていることには非常に興味があったんです。また、それを自分の口で伝えていくことにも大変興味がありました。
勉強会も俳優としてとても役に立ちましたし、そういった良い相乗効果が生まれるよう今後も頑張っていきたいという思いをさらに強くしました。
――東山さん流のニュースの見方とは?
テレビのニュースもNHKから各局、どういう報道のされ方をしているのかをずっと見てきました。スポーツや政治を含め、皆さんの観点がどう生きているのか。新聞についてもそういった読み方をずっとしてきました。
番組では僕が感じる疑問をさまざまな分野のコメンテーターにぶつけ、それが視聴者の方々にとっての「!(ビックリマーク)」になってくれればうれしいですね。
――20代の頃から続けているという、新聞のスクラップについて
スクラップは30数年間、続けています。「新聞の切り抜きから役作りをする」というやり方をずっとしてきており、切り抜きはすべて引き出しの中に取ってあります。
当時の社会情勢をはじめ、なぜこれを取っておいたのかと思うような記事まで切り抜いてあるんですよ。今回キャスターに就任するにあたり、20数年前のスクラップを見たら「ウサギの飼い方」の記事が出てきたので、当時は飼おうと思っていたのかな(笑)。掘り返してみると、これも良い知識になるかなと思います。
――東山さんが今気になるニュースは?
北朝鮮問題ですね。やはり、核兵器の開発という問題が出てきていますし、それがいちばん気になるところです。実際、社会がどう動いているのか、それが本当のことなのかを知りたいですね。
また年齢を重ねることで、今の北朝鮮の問題も含め、なぜこういう状況になっているのかを自分の口で子供たちに伝えたいという気持ちが強くなってきました。親世代の方たちは同様のことを感じているのではないでしょうか。
――今後、ご自身で現地取材をしたいというお気持ちは?
もちろん! 今後はぜひ現場にも出向き、多少危険な所でも取材をしていきたいなと思っています。東日本大震災のときも被災された方のお話を伺っているうちに、現場の空気感を感じることは大事なことだと思ったので、時間が許す限りやっていきたいです。
日本だけでなく、海外も。現場の匂いや温度を自分で感じ、伝えることが大事だと思います。
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