NMB48が9月21日、東京・日比谷野外大音楽堂でライブ「This Is NMB48 2024」を開催。30thシングル「がんばらぬわい」など、全27曲を披露した。
約2年ぶりとなる日比谷野外大音楽堂での単独公演には、約3000人のファンが集結。「Overture」が流れた後、メンバーがステージに登場し、キャプテン・小嶋花梨がセンターの「ドリアン少年」からスタート。「虹の作り方」「ナギイチ」「イビサガール」など、まだまだ暑さが続く、この時季の野外ライブにピッタリな夏曲を次々と畳み掛けていく。
MCでは、小嶋が「さぁ、始まりました。日比谷野外大音楽堂に帰ってきました! 2年前は声援などに制限のあったライブでしたので、2年ぶりに見る景色はより一層熱く感じます!」と喜びを伝え、塩月希依音も「誰1人残さず楽しませて帰ろうと思いますので、皆さん一緒に盛り上げてまいりましょう!」と熱く呼び掛ける。
そして、ここからは「天使が集い、全ての願いがかなう、希望にあふれた夢の場所ユートピア。海賊は皆一様にそんなユートピアを目指す。大阪・難波を拠点に活動を続ける“NMB海賊団”もまた…。世はまさに大海賊時代」という川上千尋によるナレーションが流れ、ストーリー性のあるステージへ。
船で出航する様子を「NEW SHIP」で表現し、航海の場面から「海を渡れ!」につながり、山の場面から「山へ行こう」へと続き、「星空のキャラバン」などのシチュエーションに沿った楽曲を披露。曲の合間に“お芝居”パートが組み込まれ、海賊の他に人魚も登場するなど、歌だけでなく演技でもファンを楽しませる。
小嶋は「“NMB海賊団”というテーマでお届けしましたが、ユートピアという場所を目指しているというのが現実世界のNMB48と重なる部分があって、リアルな部分も皆さんにも届けながらも、ユニークに、NMB48らしくお届けできないかなと思いまして、今回はこのテーマにさせていただきました」と解説。
さらに「もうすぐNMB48は15年目を迎えますが、新しい劇場公演『天使のユートピア』公演をさせていただいていて、そこでも私たちにしか出せないユートピア、そんな場所を作っていこうよという気持ちで行わせていただいています。これからもそんな気持ちでNMB48全員で向かっていけたらと思っていますので、これからもNMB48の応援をよろしくお願いします」とファンに伝え、「Now」で本編を締めくくった。
アンコールでは、10月9日(水)発売の30thシングル「がんばらぬわい」を初披露。初選抜の坂下真心は「花梨さんセンターの曲なので、“格好良い曲で来るのか?”って思っていたんですけど、ピンク衣装で、頑張り過ぎないような振り付けなので、一緒に踊ってもらえると思いますので、これからももっともっと盛り上げられたらと思います」と話す。
同じく初選抜の眞鍋杏樹は「今回の振り付けで頑張らないところがあるので、そこを極めようと思いまして、街ゆく人の“頑張ってない人”を見て勉強しました」と真面目さが感じられるコメント。
10期研究生で、初選抜入りした三鴨くるみは「こんなにも早く選抜に選んでいただけるとは本当に思ってなかったんですけど、初選抜の曲が『がんばらぬわい』…、タイトルを聞いた時は複雑でした(笑)。曲を聞いたら、私たちを応援してくれている曲だと分かって、初選抜の曲がこの曲で良かったです」と喜ぶ。
もう1人の10期研究生・高橋ことねも「初めての野外ライブ! 初披露! 初選抜! 初めてづくしです!」とうれしそうに話した。
初センターを務める小嶋と同期(5期生)で、初選抜入りの水田詩織は「人間としてしゃべるの、今日初? ゴリラ語で言って、(山本)望叶に通訳してもらおうと思っていました」と言い、「ウー!」とゴリラ語で発すると、山本は「初選抜で、こんな良い曲で、こんな良い振り付けで、かわいい衣装ですごくうれしいし、同期みんな(小嶋と上西怜)で一緒にステージに立ててすごくうれしいです」と通訳。それを聞いた水田は「合ってる」とニッコリ。
最後に、小嶋がファンに感謝を伝えて公演を終えた。なお、30thシングル「がんばらぬわい」は9月21日から、NMB48オフィシャルTikTokで1サビのみ配信がスタートしている。
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