二宮和也“天城”、竹内涼真“世良”に思いを託す「お前はいい医者だよ」<ブラックペアン・最終回>

2024/09/25 13:01 配信

ドラマ レビュー

天城(二宮和也)が残した手紙を読む世良(竹内涼真)(C)TBS

二宮和也が主演を務める日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の最終話となる第10話「いい医者とは…」が、9月15日に放送された。最終話では、封印されてきた全ての真実、破られたブラックペアンの約束の意味が明かされる。(以下、ネタバレを含みます)

シーズン1のなじみのメンバーが再び集結


同作は、2018年4月期に二宮主演で放送された日曜劇場「ブラックペアン」の続編。海堂尊の小説「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」(講談社文庫)を原作に、シーズン1から6年後の物語が描かれている。

同作で二宮が演じるのは、6年前に東城大学医学部付属病院を去った外科医・渡海征司郎と瓜二つの謎の男・天城雪彦。また、シーズン1に出演していたメンバー、外科医・世良雅志役の竹内涼真、看護師・花房美和役の葵わかな、看護師・猫田麻里役の趣里、外科医・高階権太役の小泉孝太郎、病院長・佐伯清剛役の内野聖陽らも続投。

また、シーズン2からの新キャラクターとして、韓国人研修医パク・ミンジェ役で日本ドラマ初出演となる韓国の若手俳優キム・ムジュンが、維新大学心臓外科教授・菅井達夫役で段田安則、治験コーディネーター・椎野美咲役に田中みな実が出演している。

徳永の手術で見えた、過去のオペ失敗


国際心臓外科学会で、天城(二宮和也)が公開手術を行うが、内胸動脈の剥離にかかったところで患者・徳永(井上肇)の体温が上昇し、悪性高熱症を発症。バイパス手術中に人工心肺を使うという危険性の高い処置で、なんとか体温が下がったが、天城はあることに気づいた。徳永のバイパスを作るための冠動脈3本が全て切離されていたのだった。

桜宮市医師会会長の真行寺(石坂浩二)はオペの中止を命じるが、佐伯(内野聖陽)がオペ室に入ってきて、オペの続行を命じる。元々は真行寺と佐伯の関係性は良好だったが、今は反目し合う関係になっており、天城はそのことも含めて、8年前の徳永のオペが全ての原因だったのではないかと考えた。

徳永の冠動脈の切離は、ダイレクト・アナストモーシスを行い、それが失敗したことを証明している。それを行ったのが佐伯で、この失敗を隠蔽したことで真行寺との関係性が悪くなったのではないか、と。

天城と佐伯の間に険悪な空気が流れるが、佐伯はまず患者を助けるのが優先と伝え、「手を組まんか」と持ちかけた。

日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」最終話より(C)TBS