山崎賢人“湊”の成長ぶりにも心打たれる「グッド・ドクター」 小児外科の存在意義をまっすぐ訴えかけるクライマックス

2024/09/30 18:30 配信

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山崎賢人主演「グッド・ドクター」が順次無料公開中グッド・ドクター:(C)KBS. 脚本 パク・ジェボム(C)フジテレビジョン

現在FOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」で順次無料公開中のドラマ「グッド・ドクター」(2018年、フジテレビ系)。フジテレビ「木曜劇場」枠で放送された際には、同枠34年の歴史で初めて第9話・最終回の2回連続で15分延長するなど、当時も大きな話題を呼んだ作品だ。

ドラマのストーリーはもちろんのこと、作品全体を通して訴えかけられているのが、日本の小児外科の必要性。10月2日(水)まで無料公開中の第8話では“きょうだい児”の問題が、5日(土)までの第9話では小児患者への告知の問題の難しさが描かれた。(以下、ネタバレがあります)

「自分もきょうだい児だった」の声も


グッド・ドクター」は、2013年に放送された韓国KBSの同名ドラマを原作に、自閉症スペクトラム障がいでサヴァン症候群の青年・新堂湊(山崎)が周囲の偏見や困難を乗り越えて医師として成長していく姿を描く。

第8話では、がんを患う少年・陽翔(鳥越壮真)とその兄・翔太(池田優斗)、そして2人の母・香織(酒井若菜)のエピソードを通して、我慢を強いられることもある“きょうだい児”の問題が取り上げられた。

学校にも行けず、家族とも思うように会えない中で闘病を続ける弟・陽翔と、香織が陽翔につきっきりなのが寂しく、うらやましい兄・翔太。ともに家族のことを心配しながらも素直になれない2人が、湊のアシストで笑顔になる過程が描かれ、視聴者からはドラマの感想に加え、「自分もきょうだい児だった」「きょうだい児の問題を初めて知った」といった、問題そのものに目を向ける声も多く上がった。

続く第9話は、バスケットボールの練習中に水頭症を発症した高校生・滝川亮平(萩原利久)と、彼に片想いする小児外科入院患者・森下伊代(松風理咲)のエピソード。

「もし元気になって退院できたら、亮平くんのバスケの試合、観に行ってもいい?」「もちろん」「やったー!」と無邪気な会話を交わす2人だが、伊代はまた手術をしなければならないことを、そして亮平は水頭症が治ってももう歩くことは難しいという事実を知らされていなかった――。