アメリカの映画はなんだかんだで大統領を中心に国民がまとまって試練に立ち向かうが、本作ほど大統領の権威が低下した作品は観たことがない。そして今、現実が映画に近づいている恐怖を是非味わって欲しい。
「メディアは分断の先にある内戦を止める力はあるのか?」というテーマで、アメリカの内戦を描くことで、この映画自身もアメリカの分断を止めることが出来るのか?という2重構造の映画。
どう形容しても陳腐に感じてしまうほど、圧倒された。「今」を感じる力と、平和を願う思いからこれほどのエネルギーを閉じ込めた映画が出来るなんて。素晴らしい体験をありがとうございました。
最高傑作!