第1話は――
2022年、ニューヨークの病院で、難病を患ったスーパーナース・九鬼静(中井貴一)の手術が無事終わり、そのまま現地で働いていたトラベルナース・那須田歩(岡田将生)。そして2年が経ち、日本に帰国した歩は、新たな勤務先となる基幹病院「西東京総合病院」へ向かう。
その道中、おむすび店に立ち寄った歩の前で突然、やけに横柄な客・大田黒勝一(内藤剛志)が血痰を吐いて倒れた。 歩はすぐさま応急処置を行い、大田黒を西東京総合病院へ搬送。ところが、意識を取り戻した大田黒はなおも横柄な態度で「特別室へ運べ!」と要求し、外科医の神山直彦(風間俊介)らを困惑させる。
というのも…実は大田黒は、つい先月まで同院で院長を務めていた人物。しかも、自身の汚職やパワハラが次々と明るみに出て、解任されていたのだ。 コンプライアンス上、そんな人間を特別扱いするわけにはいかない――クリーンな組織変革を進める若きカリスマ新院長・薬師丸卓(山崎育三郎)は、大田黒を離島の分院に入院させるよう手配。大田黒は怒りをあらわにして抵抗するが、結局そのまま追い出されてしまう。
一方、歩は偶然にも静と2年ぶりの再会を果たすことに。その矢先、分院に向かっていた大田黒がふたたび倒れてしまう。
――という物語が描かれる。
公式サイトなどで見ることができる予告動画は、「馬鹿なんですよ、歩…ちゃんは」と言う静、そして「幻聴が聞こえました!あのうそつきおじさんの…」と焦った表情で周囲を見回す歩の姿から始まる。
そんな歩の前に「うそつきおじさん?」と割烹着を着て現れる静、「うぉぉぉぉー!」と大声をあげて驚く歩――2年ぶりの“伝説のナース・コンビ”の再会がコミカルに描かれる。
「少しは成長してくれていると期待していましたが、あなたは相変わらず馬鹿ナース!」と静が憎まれ口を叩けば、歩も「こっちも言いたいこと言わせてもらいますよ!」と応じるなど、相変わらず顔を合わせれば反発しあっている2人だが、「二人が挑むのは改革派の若きカリスマ」のテロップが。山崎演じる病院長・薬師丸が大勢の医師を従え病院内を闊歩する様子も映し出される。
「西東京総合病院」で働くことになった静が薬師丸から「期待しています」と言われ、「私も期待しています。院長の改革がどんなものか」と返す、表面は穏やかながらも内面はバチバチの迫力たっぷりのシーン、静にあおられ歩が「やってやるよ!」と手術を決意する場面も盛り込まれ、初回から波乱万丈の予感が漂う。
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