藤原竜也“興玉”と広瀬アリス“小夢”が不可解な異常事件に挑む 初回は死体なき連続殺人を捜査<全領域異常解決室>

2024/10/16 19:20 配信

ドラマ レビュー

藤原竜也“興玉”と広瀬アリス“雨野”が、常識を超える不可解な異常事件に挑む(C)フジテレビ

藤原竜也主演を務めるドラマ「全領域異常解決室」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系 /FODでは毎週放送終了後から次週のエピソードを先行独占配信)の第1話が10月9日に放送された。“全決(ゼンケツ)”と略される「全領域異常解決室」という内閣官房直轄の機関が、超常現象のような不可解な事件を捜査していく。第1話では連続して発生している“神隠し”事件に全決が挑む。(以下、ネタバレを含みます)

“不可解な異常事件”をテーマにした本格ミステリー


本作は、「マイファミリー」(2022年、TBS系)、「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年、TBS系)など、オリジナルで数々のヒット作を世に送り出してきた黒岩勉が脚本を、映画「変な家」(2024年)や現在公開中の映画「赤羽骨子のボディガード」など、映画監督としても活躍する石川淳一が演出を務めるほか、実力派スタッフが手掛ける本格ミステリー。

身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」という捜査機関が解決していく1話完結型ドラマとなっている。

扱う事件の対象は、まさに“あらゆる領域”におよび、「神隠し」「シャドーマン」「キツネツキ」といった“超常現象”など、現代科学の常識では考えられない“異常”に挑んでいく。そして、全話通して描かれる“大きな事件”は予測不能で、ハラハラドキドキの展開となっている。

全決所属で超常現象のスペシャリスト・興玉雅(おきたまみやび)を藤原竜也、元警視庁音楽隊カラーガード出身の警察官で全決に出向を命じられた雨野小夢(あまのこゆめ)を広瀬アリス、全決の局長・宇喜之民生(うきのたみお)を小日向文世が演じる。

他に、全決に異常事件の捜査を依頼する内閣官房国家安全担当審議官の直毘吉道(なおびよしみち)を柿澤勇人、警視庁捜査一課の警部・荒波健吾をユースケ・サンタマリア、警部補の二宮のの子を成海璃子、巡査部長の北野天馬を小宮璃央が演じ、デリバリースタッフ芹田正彦役で迫田孝也が、謎の女性・豊玉妃花役で福本莉子が出演している。

警視庁捜査一課の荒波(ユースケ・サンタマリア)、二宮(成海璃子)、北野(小宮璃央)(C)フジテレビ


世界最古の捜査機関である「全領域異常解決室」


全領域異常解決室」への出向を命じられた小夢(広瀬アリス)は、神社の社務所のような本部に行くと、室長代理の興玉(藤原竜也)がいた。興玉の説明によると“全決”は大和朝廷時代からある世界最古の捜査機関で、超常現象のような不可解な事件を捜査する機関。内閣官房直轄の機関だが、世間にはその存在はほとんど知られていない。

全決が現在捜査しているのは「神隠し事件」。半年ほど前から、服や持ち物、そして大量の血液が現場に残されているが“人間の身体”だけ消えてしまっているという事件が発生。ネット上に「これは『神隠し』である。私は神の一柱、ヒルコである」といった犯行声明が出され、その後、同じような事件が連続で起こるが、ヒルコの正体は明らかになっておらず、小夢もその捜査に加わることとなった。

警視庁捜査一課の合同捜査に加わった全決チーム(C)フジテレビ