藤原竜也“興玉”と広瀬アリス“小夢”が不可解な異常事件に挑む　初回は死体なき連続殺人を捜査＜全領域異常解決室＞

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8件中、直近の3件の第一発見者は同じ人物

室長の宇喜之(小日向文世)から、興玉と一緒に警視庁捜査一課との合同捜査に参加するよう指示された小夢。警視庁の荒波(ユースケ・サンタマリア)、二宮(成海璃子)、北野(小宮璃央)らが見ていた捜査資料には、8件の事件のうち、直近の3件で第一発見者となった松宮瑠偉(吉村界人)が重要人物として記されていた。

松宮はメン地下アイドルグループに所属していたが、解散後はファンの女性とデートをして稼いでいた。自身が配信する動画で、ヒルコが見えると明かしたことでSNSでバズり、動画サイトの登録者数が800万人という人気チャンネルとなっていた。

ヒルコは存在するのか、そして小夢の全決での役割とは

興玉は、ヒルコではなく“シャドーマン”の仕業ではないかと見立てた。シャドーマンというのは、世界各地で目撃されているUMA(未確認動物)で、多くの目撃談やそれらしき姿を収めた動画がネットに投稿されている。

結果的に、直近の3件の事件は松宮がファンの女性3人と共謀して行ったものだと判明。神隠しを偽装し、防犯カメラに映りにくくなるモザイクスプレーなるものを使い、SNSをバズらせたということも。

第1話は序章的なもので、全決がどういうものなのかを紹介し、どのように捜査を進めていくのかを示した回となっている。重要なのは、直近3件の事件が人為的なものだったと分かっただけで、残りの5件は解決できていないということ。リアルな事件を解決することで、不可解な超常現象もあるということがわかる。

そして、小夢がなぜ全決に出向となったのかも、これからの展開で重要な要素となりそうだ。今回の捜査中にシャドーマン的な存在を小夢は見ており、全決にふさわしい素質を持ち合わせていることは想像に難くない。

あとは、事件現場に野次馬に混ざって登場している謎の女性、豊玉妃花(福本莉子)がどういう存在なのか気になるところだ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部