──最後は舞台『あいつが上手で下手が僕で ─人生芸夢篇─』(11月15日<金>~21日<木>・日本青年館ホール)について。その前にドラマ版『─巡巡決勝篇─』(2024年7~9月放送)では、ついにラストワルツの元メンバーが明らかになりました。まさかの植田圭輔さんでしたね!
僕と(相方役の和田)琢磨くんはずいぶん前から知っていました。エーステの冬公演(2024年4~5月)の時ですね。植ちゃんから「実はオファーが来てるんだけど」という相談を受けていました。
──ということは、以前のインタビュー(第31回・染谷俊之『カミシモ3』の意気込みを語る「原作がないコメディ作品なので、僕自身楽しんで演じている 」2024年7月17日公開)の時はすでに知っていたのですね。すっかり騙されました!
すみません、ネタバレになっちゃうので知らないフリをしていました(笑)。植ちゃん本人はちょうど忙しい時期だったみたいで、オファーを受けるか悩んでいたんですが「いや、絶対に出よう!」と琢磨くんと一緒に説得しました。エーステの冬公演でも3人組を演じていて、また別の作品で3人組を演じる機会はなかなかないことなので面白くなると思いました。
──3人が絡んだ最終話は見ごたえがあり、染谷さん演じる高砂真夜もいつも以上のハイテンションでした。
実は撮影の日、朝からあまり体調が良くなかったんです。そんな万全な状態ではない中で、高砂を演じるのはめちゃくちゃ大変でした。自分の大きな声で頭が痛くなるくらいだったんですが、もちろん集中して演じました。尺の問題で仕方がないことですが、オンエアを見たらけっこうカットされていて悲しかったですね(笑)。もっと面白いシーンがたくさんあったんですよ。でも過去に3人の間で何があったのかはしっかり描かれていたので満足です。
──ストーリーとしては、お笑いの賞レース「パチファン(38<サンパチ>ファンタジスタ)」において、ラストワルツが見事に準決勝進出を決めました。『─人生芸夢篇─』ではその続きが描かれるのでしょうか?
どうなんですかね。まだ台本をもらっていない(※注1)ので分からないです。「パチファン」の準決勝をやるのか、それとも…。というか、カミシモってストーリーがないものだと僕はずっと思っていました。でも前回の舞台(2024年5月)を見て、めちゃくちゃストーリーがあってビックリしました(笑)。なので今回どうなっていくのか、僕自身もワクワクしています。舞台ということで漫才のネタは実際にやると思うので、観客のみなさんをしっかり笑わせたいですね。
※注1:インタビューは2024年9月中旬に行いました
取材・文=河合哲治郎
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