井浦新、主演映画「徒花-ADABANA-」初日舞台あいさつで水原希子、永瀬正敏から称賛され「全身で世界観を味わってください」

2024/10/19 18:09 配信

映画 会見

【写真】2役を務めた井浦新が笑顔であいさつ(C)2024「徒花-ADABANA-」製作委員会 / DISSIDENZ

映画「徒花-ADABANA-」ストーリー


裕福な家庭で育った新次(井浦)は、妻との間に一人娘も生まれ、周りから見れば誰もが望むような理想的な家族を築いていた。しかし、死の危険も伴うような病気にむしばまれ、とある病院で療養している。

手術を前にした新次には、臨床心理士のまほろ(水原)が心理状態を常にケアしていた。しかし毎日眠れず、食欲も湧かず、不安に苛まれている新次。

まほろから「普段、ためこんでいたことを話すと、手術に良い結果をもたらす」と言われ、過去の記憶を辿る。そこで新次は、海辺で知り合った謎の「海の女(三浦透子)」の記憶や、幼い頃の母親(斉藤由貴)からの「強くなりなさい、そうすれば守られるから」と言われた記憶を呼び起こすのだった。

記憶がよみがえったことで、さらに不安がぬぐえなくなった新次は、まほろに“それ”という存在に会わせてほしいと懇願する。“それ”とは、病気の人間に提供される、全く同じ見た目の“もう一人の自分(それ)”であった。

“それ”を持つのは、一部の恵まれた上層階級の人間だけ。選ばれない人間たちには、“それ”を持つことすら許されなかった。新次は“それ”と対面し、自分とまったく同じ姿をしながらも、今の自分とは異なる内面を持ち、また純粋で知的な“それ”に関心を持ち、のめりこんでいく。