番組の後半、大下アナが「番組を続けてほしいというお電話やメール…私、数を確認したんですけど、本当にたくさんの方からいただいた」と視聴者からの存続を望む声が多数寄せられたことを明かした。
番組が16年継続した秘訣はどこにあったのか。一つには番組と視聴者をリアルにつなぐ企画が盛り込まれていたことも理由ではないだろうか。
番組では、視聴者からの投稿をリアルタイムで流すなど、視聴者が参加できる企画が盛り込まれていた。
行列店を紹介する場合でも、番組ADがストップウォッチ片手に並ぶなど、リアリティのあるロケによって、物事が身近に感じられた。
他にも英会話学習コーナー「ベラベラステーション」からは「ベラベラブック」の書籍化、全国の系列放送局やCDショップなどでは「Sma TIMES」というフリーペーパーの配布と、首都圏外の視聴者も番組を身近に捉えられるような工夫が散りばめられていた。
最終回の放送後にカメラスタッフの一人は、「最高の現場だった」として、撮りながら泣いたとSNSで投稿。スタッフも楽しんでいた、それもスマステの雰囲気作りにつながっていたのではなだろうか。
最終回の放送開始からツイッターのトレンドにも「#スマステ」が入り、番組終了を惜しむ声はもちろん「700回待ってるよ」と今後に期待を寄せる前向きな投稿も並んでいた。
番組後半。「はい」と山本に手を差し出す香取。握手を交わして「最後のゲスト、山本さんでほんと嬉しかったです」と、ピンマイクを無視して抱き合った。
「香取さん、時間があるようなので少しお話しませんか」という大下アナの誘いで、ゲストのいないスタジオに香取と大下アナが並んで座る。