ジュリアナ・マルグリーズ演じる優秀な弁護士アリシア・フロリックが主人公のリーガルドラマ「グッド・ワイフ」。ロースクールを首席で卒業し弁護士として勤務した後、州検事の夫ピーター(クリス・ノース)と2人の子供に恵まれ、家庭を守ってきたアリシアだったが、夫のスキャンダルが発覚したことで、専業主婦から13年ぶりに弁護士として復帰することに。本記事では、予測不能な事件の数々に立ち向かうアリシアの姿を描いた本作のあらすじや見どころを紹介していく。
2009年にCBSで放送がスタートした本作は、映画「グラディエーター」「ブレードランナー」などを手掛けた巨匠リドリー・スコットと、映画「トップガン」「アンストッパブル」などを手掛けたトニー・スコットの兄弟らが製作総指揮を務め、エミー賞やゴールデン・グローブ賞など数々の受賞歴を誇る人気シリーズだ。
その人気は世界中に広がり、各国ではリメイク版が製作。日本でも2019年1月期にTBSの「日曜劇場」でドラマ化され、常盤貴子が主人公の弁護士・蓮見杏子を、唐沢寿明がその夫で元東京地検特捜部長・蓮見壮一郎を演じ話題となった。
それぞれの思惑が絡み合い、裏切りや駆け引きが法廷の内外で繰り広げられるストーリーはもちろん、本作では登場人物たちのファッションも注目ポイント。アリシアは検事の妻らしい華やかな中にも落ち着いた装いから、弁護士らしいダークなスーツへ、そしてキャリアを積むにしたがって次第に女性らしく洗練されたスーツへとスタイルがシフトしていく。立ち位置の変化とともに移り変わっていく彼女のファッションは、コスチュームデザイナーのこだわりでもあり、本作の見どころの一つとなっている。
アリシアを演じるジュリアナ・マルグリーズは、1991年に「アウト・フォー・ジャスティス」の端役で映画デビューすると、1994年のTVシリーズ「ER緊急救命室」で婦長のキャロル・ハサウェイを演じて一躍有名になり、翌1995年にエミー賞で助演女優賞を受賞。本作では2010年の「第67回ゴールデン・グローブ賞」テレビドラマ部門で主演女優賞を、2014年の「第66回エミー賞」ドラマ・シリーズ部門で主演女優賞を受賞している。
アリシアが所属するロックハート&ガードナー法律事務所の上司であるダイアン・ロックハートを演じるのは、名門ジュリアード音楽院を卒業後にオフブロードウェイの舞台や地方の公演に出演し、ブロードウェイ劇「The Real Thing」と「Rumors」でトニー賞主演女優賞を受賞した実力派女優のクリスティーン・バランスキー。本作での男勝りでタフな上司役が人気を呼び、ダイアンを主人公としたスピンオフ作品「グッド・ファイト」も製作されている。
またアリシアの夫・ピーターを演じるクリス・ノースは、人気TVシリーズ「LAW & ORDER」のマイク・ローガン刑事、「セックス・アンド・ザ・シティ」のミスター・ビッグ役などで注目を集めた。本作では州知事選へ出馬するために、別居中のアリシアと夫婦関係を続けようとするが――。
さらに、アリシアの学生時代からの友人で有能な弁護士のウィル・ガードナーをジョシュ・チャールズが、アリシアをサポートする事務所の調査スタッフのカリンダ・シャルマをアーチー・パンジャビが、アリシアの同期で有能なライバルでもあるケイリー・アゴスをマット・ズークリーが演じている。個性豊かなキャスト陣にも注目だ。
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