NHK BSプレミアムにて放送中のドラマ「全力失踪」(毎週日曜夜10:00-10:50)は、契約社員の磯山武(原田泰造)が人生のリセットを求めて現実から逃避する、ヒューマンコメディー。
正社員への道を絶たれ、家でも妻の聖子(緒川たまき)と娘のななみ(鈴木梨央)から見下される武は、法律上死亡したとみなされ「失踪宣告」を受けられる7年間の行方不明(=“完全失踪”)を目指して逃亡することに。そして武は、日本各地の人々との出会いと別れを繰り返していく。
そんな本作でNHKドラマ初主演を果たした原田泰造にインタビューし、撮影秘話や今後の見どころを聞いた。
──あらためて、オファーを受けた時の感想を教えてください。
「主人公が逃げ続ける話です」っていうのを聞いて、素直に「面白そう!」と思いましたね。すごく楽しそうだなと。
──“完全失踪”のことは、元々ご存じでしたか?
この作品で初めて知りました。そんなものがあるのかと、驚きましたね。でも、残された方のことを考えると、確かに(制度として)必要だなと思います。いなくなってしまった人を、ずっとそのままにしておくわけにいかないですから。その期限が、7年なんですね。
──10月1日(日)に放送される第5話では、大阪へたどり着いた武が、図らずも詐欺行為に関わってしまいます。このエピソードについて、どのような印象を持ちましたか?
まず、犯罪の手口がリアルだなと思いましたね。武はギリギリの生活の中で、犯罪と隣り合わせになるんです。その時に、「ここを越えたらいけない」っていう、デッドラインを見てしまうというか…面白いですよ!(笑)
それから、(詐欺集団のメンバー役で)ゲスト出演された役者さんたちが、かなり“怪しい”んです(笑)。岩松了さんに、村上淳さん。撮影現場にいる佇まいから異様なオーラが出ていて、一緒にいたくなかったですね!(笑) それも役作りなんだと思うと、すごいですよね。
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