──本作は逃亡劇である一方で、武が日本各地を回る「さすらいの旅」でもあります。毎回登場するゲストの方とは、どのように接していたのですか?
ゲストの方たちとは、ほとんど距離を詰められませんでした。今回が特別というわけではなくて、人見知りだからいつものことなんですけど(笑)。
──それは夫婦役の方であってもですか?
そうですね。恥ずかしいんですよね(笑)。
今回も、(鈴木)梨央ちゃんが緒川(たまき)さんに「(原田は)あんまり喋らないね」って言ってました(笑)。申し訳ないなって、思うんですけどね。
──そんな梨央ちゃんは、原田さんとまた共演したいと仰っていましたよ!
そうなんですか? そう言えば、梨央ちゃんは本当に演技がうまいんです。特に、「無視」の演技。お父さん役として、芝居中に傷ついちゃうんだよね。超リアルで、勉強になりました!
──緒川さんとの共演は、いかがでしたか?
緒川さんはチャーミングな方なので、旦那につらく当たる聖子を演じるのは、相当切り替えが必要だったと思います。だから大変だったんだろうなと思いますね。
──原田さんご自身は武と似ていますか?
似ていますね。今回、武はあまり役を作り込まずに演じていました。
──では、失踪したいなと思うこともありますか?
全くありません!(笑) 昔、借金を作って奥さんにバレた時には、そのたびに失踪したいと思っていましたけど。
借金しているのを黙っている状態で、家族でハワイに行ったことがあって。いい雰囲気の時に「今だ!」と思って奥さんに打ち明けたら、すごい怒られました(笑)。それで本気で土下座したんですけど、子どもが僕の上に乗ってきて(笑)。
当時“お馬さんごっこ”がブームだったから、子どもが勘違いしたんだよね。それでちょっと和んで、「よかったぁ」って思いました! 今はもう、借金なんてしないですけどね。
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