──ご自身も日本各地を転々としてこられたのですよね?
そうです。引っ越し続きでしたね。
──では、新しい土地に慣れなければいけないという面では、武の境遇とも重なるのでしょうか?
そうかもしれないですね。でも僕の場合は、そのたびにどんどん人見知りになっていったけどね。殻に閉じこもっていったのかな(笑)。
──ところで、無事クランクアップを迎えたそうですが、“逃げ切った感”はありますか?
そうですね! クランクアップして、“逃げ切った感”そのままにサウナに行って、汗を流してきました。
──全編の撮影を通して、一番印象に残っていることは何ですか?
第2話のゲストだった、前田吟さんとの共演です。「寅さん」のことを聞くと、いろんな話をしてくれました。このドラマも「さすらいの旅」なので、自分でも気付かないうちに、どこかで意識していたのかもしれないです。
──では、逆に“意識していた”作品はありますか?
岡本健一さん主演のドラマ「サーティーン・ボーイ 僕は札束中学生」(1985年、TBS系)です。主人公の中学生が大金を持って逃走するドラマなんですけど、「全力失踪」を撮影している時に、ずっと頭の片隅にありました。懐かしいな。
──最後に、今後の見どころと、視聴者・読者へのメッセージをお願いします。
第5話は特に、武が家族と“逃げながら向き合う”回なんです。これまでのストーリーのテイストとちょっと違うので、見応えあると思いますね。それから、“怪しい”ゲストにもぜひ注目を!(笑)
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