文芸作家としても活動するNMB48の安部若菜の2冊目の小説『私の居場所はここじゃない』が12月6日(金)に発売する。安部の1作目の小説『アイドル失格』は全12話で実写ドラマされ、「コンプティーク」でコミカライズも進行中。第2作『私の居場所はここじゃない』発売までの期間、NMB48の主力メンバーとして活動する傍ら小説執筆にも精力的に挑戦する安部若菜の作家としての努力やアイドル活動との両立について綴るエッセイをお送りする。第7回は著者自らが明かす「表紙」へのこだわりを綴ります。
12月6日に発売する小説『私の居場所はここじゃない』。ついに表紙・特典が公開されました…‼︎
どれも最高の仕上がりなので、ようやくお披露目出来て興奮しています。意外と作者から語られることの少ない(?)表紙について、こだわりも含め存分に語らせていただきます。
まずは表紙。こちらのイラストはふすいさんにお願いしました。住野よるさんはじめ、さまざまな小説の装画を担当されており、いくつも大好きな作品があったので、自分の小説の装画も描いていただけて本当に嬉しいです。
「青春っぽい感じがいい」というあまりに大まかなオーダーしかしていなかったのですが、青春の爽やかさ、儚さを淡い木々で表現してくださりました。幻想的な雰囲気と透明感がたまらなくて、すでに数時間は眺めています。実物の本で手に取って見るのが楽しみでなりません。
そして特典も…!
TSUTAYAさん特典が「ポストカード 4種」とだけ決まっていたのですが、こちらがまさかの仕上がりに。
なんと、春夏秋冬、4枚で1つのイラストになっているんです。は、早く並べたい…。そしてそれぞれに今回の5人の主人公が散りばめられています。キャラクターによって制服の着こなしも違うので、ぜひ本編を読んでから見比べていただきたいです。
そしてタワーレコードさん特典のしおりは、この5人のイラストに本文から抜き出した文章を組み合わせたもの。こちらも、本編を読んだのち「あ、ここだ!」と見つけてもらえたら嬉しいです。
HMVさん特典はスマホケースに入るサイズのステッカーとなっております。どれも素敵ですが、もしよろしければどれか入手してくださると幸いです!
こうして表紙などが出来上がると、いよいよなんだと実感が湧きます。今回は私にとって2作目の小説で、まだ処女作ほどの不安や緊張はありませんが、今度は1作目と比べられるという懸念も…。1作目は自分の経験を活かしたアイドルの物語を描いたので、余計に今作の評価が不安でなりません。
きっと発売後しばらくはSNSが見れなくなるだろうと思いますが、それでも好奇心に負けて恐る恐るエゴサーチをしている自分が目に浮かびます。
何より、沢山の方がお手に取ってくださっているのを見るのが1番の楽しみです。この記事から、本屋さんで、口コミで知って…。「私の居場所はここじゃない」の輪が広がっていきますよう願っております。
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