Juice=Juice、日本武道館で現メンバーが2018年公演を“再演”、メロン記念日やベリキューのカバーでファンを喜ばせる

2024/11/20 11:09 配信

音楽 アイドル

Juice=Juiceが11月19日、東京・日本武道館で単独公演を行った※提供写真

ハロー!プロジェクトのJuice=Juiceが11月19日、東京・日本武道館で単独公演「Juice=Juice Concert Tour 2024 TRIANGROOOVE2 Special」を開催。竹内まりやの楽曲「今夜はHearty Party」をカバーする新曲パフォーマンスの初披露などで、集まった7500人のファンを楽しませた。(メンバーの入江里咲は体調不良による活動休止のため欠席)

情熱的なパフォーマンスでファンを魅了するJuice=Juice


9月から全国6会場で12公演を巡ってきた秋ツアー「Juice=Juice Concert Tour 2024 TRIANGROOOVE2」の千秋楽となった本公演。オープニングBGMを受けて、Juice=Juiceとロージークロニクルの総勢18人がクールに登場し、会場には大歓声が沸き起こる。

白黒のヒロイックな新衣装をまとったJuice=Juiceのパフォーマンスは「トウキョウ・ブラー」でスタート。「プラトニック・プラネット」に続く「今夜はHearty Party」の初披露では、シティポップ調のメロディに乗ったメンバーが会場の中央で呼吸を合わせ、軽やかなステップを刻む。

Juice=Juiceがステージ裏へ戻った後、場内に流れるおごそかなインストゥルメンタルBGM。そして、ロージークロニクルのメンバーがクールなダンスパフォーマンスを見せ、ファンの視線を釘付けにしていく。

ライブ中盤では“3テーマ”に分けたブロックで多彩なパフォーマンスを展開。2018年10月に行われた日本武道館の単独公演「Juice=Juice LIVE 2018 at NIPPON BUDOKAN TRIANGROOOVE」では現リーダーの段原瑠々ら、当時のメンバー8人が“CUTE”“SEXY”“COOL”の3テーマでステージを盛り上げたが、2024年の秋ツアーでは、現体制のメンバーが当時を“再演”するステージングでファンを魅了する。

最初のテーマ“Cute”では、Juice=Juiceによる「POPPIN' LOVE」「禁断少女」に続き、工藤由愛江端妃咲川嶋美楓が「イニミニマニモ~恋のライバル宣言~」、Berryz工房のカバー「ライバル」で愛嬌を振りまく。

次のテーマ“Active”では客席もステージに合わせて揺れ、Juice=Juiceは「地団駄ダンス」でコミカルに、「ポップミュージック」でリズミカルに躍動。サブリーダーの井上玲音は、特技であるボイスパーカッションの音色をとどろかせ、有澤一華石山咲良と共に歌った「あばれてっか?! ハヴアグッタイ」では有澤が特技のバイオリンを披露し、メロン記念日のカバー「This is 運命」では3人がさまざまな表情を見せる。

続くテーマ“Passion”では、Juice=Juiceが「ノクチルカ」「全部賭けてGO!!」を歌唱。段原、松永里愛遠藤彩加里は「Va-Va-Voom」に続く、℃-uteのカバー「情熱エクスタシー」の曲中で「Juice!」と連呼してファンをあおり、クラップで会場の一体感を高めていく。

本編は終盤に突入し、“Juice=Juice”を冠するブロックでは、9人が7曲連続のパフォーマンスでスパートを掛ける。有澤のバイオリンが響いた「Future Smile」、井上のボイスパーカッションがさえ渡る「STAGE~アガッてみな~」などに続く「GIRLS BE AMBITIOUS」では、1人1人をフィーチャーする歌詞に沿って、メンバーが次々と個性豊かにアピール。

本編ラストとなる「Fiesta! Fiesta!」では、ステージ上で何度も炎が噴き上げ、情熱的なパフォーマンスを前にファンのボルテージも急上昇した。

この日、最初で最後のMCでメンバーがそれぞれの思いを明かす


その後、ステージが暗転し、客席では「Juice!」「もう1杯!」のアンコールが繰り返される。ファンの声援を受けて、Juice=Juiceの9人は再びステージに登場し、「がんばれないよ」を歌い上げる。ここまで23曲をめまぐるしく展開してきており、本公演で最初で最後となったMCでは、メンバーがそれぞれの感想を語っていく。

Juice=Juiceの音楽で「心が救われている」と話した川嶋は、自分たちのパフォーマンスが「明日から頑張るきっかけになれば」と吐露。2024年秋ツアーで慣れないあおりを任せてもらったという遠藤は、先輩メンバーから「あおり良かったね」と褒められたと伝え、石山は「入江さんも帰ってきて10人の完全体で、もっともっと大きいステージをJuice=Juiceで目指していけるように」と決意を新たにする。

江端は本公演でも披露した「イニミニマニモ~恋のライバル宣言~」の振り付けで「(秋ツアー中に)コケるのがめっちゃうまくなりました」と愛嬌あるエピソードを明かし、有澤はJuice=Juiceを自身の「居場所がある場所」と表現。松永は出身地の大阪でライブビューイングで見ていたという過去の「TRIANGROOOVE」を「まさか再演して、自分が出る側になるなんてそのときは思っていなかった」としみじみ振り返る。

工藤は公演中に“Cute”のブロックを担当したことから「キュートを自分の中で強みにできるコンサートだったと思ったので、得たことを生かして、またかわいい姿を研究してお届けできたら」と意気込み、井上はファンの顔を見ながら「幸せになろうね!」とアピール。

段原は「6年越し」での「TRIANGROOOVE」再演に当たって、当時と髪型を「一緒にしていました」と明かし、2024年秋ツアーの千秋楽として「Juice=Juiceが続いているんだと実感しながらのコンサートでした」と笑顔を見せる。

公演の時間も残りわずかとなり「この世界は捨てたもんじゃない」に続いて、フィナーレを飾ったのは未来を連想させる「Goal~明日はあっちだよ~」。最後の曲ではロージークロニクルのメンバーもステージに集結し、晴れ晴れとした空気感のまま公演はフィナーレを迎えた。

なお、本公演で初披露された新曲「今夜はHearty Party」のMVは、11月20日の昼12時からJuice=JuiceのYouTube公式チャンネルで公開。2025年1月2日(木)からは、ハロプロメンバーによるコンサートツアー「Hello!Project 2025 Winter Fes.『各』『合』」がスタートする。

東京・日本武道館で単独公演「Juice=Juice Concert Tour 2024 TRIANGROOOVE2 Special」を開催したJuice=Juice※提供写真