――主演ということで、心持ちは普段とは違いましたか?
日向:これまでの現場では、主演の方によって現場の雰囲気や作品の色が全然違って「主演の人の力ってすごいんだ」ということは思っていました。だからこそ、僕も主演として、この作品をより良くするために何かできることをしなくては…と責任感を持って挑んでいました。キャストやスタッフさんとたくさんコミュニケーションを取るなど、現場の空気の良さにも繋がっていけばいいなと思って意識して動いていました。
――撮影現場はどのような雰囲気でしたか? 楽しかったですか?
日向:もう、超楽しかったです! スタッフさんもいい人たちばっかりだったし、キャストの方たちもめちゃくちゃ明るくて。本当に楽しかったです。
――共演者も多彩ですが、共演者との印象的なエピソードがあれば教えてください。
日向:やっぱりドリーミアの人たち(濱津隆之、波岡一喜、美山加恋、梅澤美波)とのシーンは印象的でした。さっきも話したこのドラマのリアリティを生み出すには、ドリーミアの人たちとのシーンが大事になってくると思っていたんですが、そんなことを意識せずとも、ドリーミアのメンバーは裏でもすごく仲良かったんです。ドラマのエンディングに誕生日パーティーをしているシーンがあると思うんですが、実は、あのシーンの撮影をしたのは5人が揃って2日目のお昼くらいなんです。
――そんなふうにはまったく見えない、仲の良さを感じました。
日向:ですよね(笑)。僕がこんなことを言うのもおこがましいんですが……初日から初めましてじゃないような感覚があったんです。“ずっとこの5人でやってきた”くらいの空気感が初日からあって。……と思っていたら、皆さんも同じことを思っていたそうで。
――それはどうしてなのでしょうか。
日向:それがわかんないんですよ。今でもわからない(笑)。「世代もキャリアもバラバラなのに、なんでこんなに仲良くなったんだろうね」って話を皆でしていました。常に集まってお話していて。仲が良すぎました。
――皆さんとはどのような会話をしていたんですか?
日向:波岡さんがクイズを出してくれるんですが、それがめちゃくちゃ面白くて! 特に、濱津さん検定=通称“ハマケン”は楽しかったです。僕、共演前にその方の情報を事前に調べるのですが、濱津さんのWikipediaの記載がとても詳しかったんですね。そのことを濱津さんに尋ねたら、「自分の見たことない」とのことで。そこから波岡さんが「濱津さんクイズ出すわ」って言い始めて、“ハマケン”がスタートしました(笑)。そんな会話をずっとしていました。
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