相葉雅紀×大塚明夫、モルカーとの共通点に「ほどほどに好奇心があって、ほどほどに怖がり」<映画「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」>

大塚明夫撮影=山田健史

好奇心旺盛で臆病なモルカーとの共通点に、「リスクにおびえたような記憶はあまりない(大塚)」


――モルカーには好奇心旺盛な面と臆病な面があると思います。お二人の好奇心と、リスクに対する不安について考えを聞かせてください。

大塚:僕は庶民なので(笑)、失うものがあまりないからリスクにおびえたような記憶はあまりないですね。ほどほどに好奇心があり、ほどほどに怖がりな気がします。以前はパラシュートをつけて飛び降りてみたいと思うようなこともあったんですが、そろそろ遊園地でジェットコースターにも乗せてもらえなくなるような年齢なので、空から飛び降りると心臓が危ないかな、というリスクは怖いです(笑)。

相葉:僕も個人的なことに関してはあまりリスクヘッジを考えるようなことはないですね。グループの場合は5人の活動なので5人で考えていかないといけないと思うけど、個人としてはやりたいと思ったことをやっています。ビビッときたものに対して、「あの時にやっていたらどうなっていたんだろう」と後悔するほうが嫌かな。

「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」より場面写真(C)見里朝希/PUI PUI モルカー製作委員会


お互いの印象について「渡せば絶対に返ってくる」という駆け引きの楽しさがある(相葉)」

――直近での共演が続いているお二人ですが、お互いの印象を聞かせてください。

大塚:相葉くんのすてきなところって、自分で自分の声を聞いて完結することなく、ちゃんと渡してくれるところなんです。自分の声に酔ってしまう人は少なくなくて、そうなってしまうと、自分がしゃべり終わったところで完結してしまうので、繋げていきにくいんですよ。僕自身も「そうはなるまい」と日々戒めていますが、相葉くんはそういったところがまったくなくて、ちゃんとキャッチボールができるので楽しい。すごくやりやすいです。

相葉:自分の声がかっこいいなんて思ったこと、1回もないです。

大塚:それがすてきなんだと思う。

相葉:大塚さんとは最近、すごく濃密な時間を過ごさせていただいています。これだけたくさんの役をやってきていらっしゃる大ベテランなので、引っ張っていただいていますし、「渡せば絶対に返ってくる」という駆け引きの楽しさがありますね。

大塚:相葉くんは、当たりが柔らかくて腰も低くて、ものすごく気を遣っている人だと思う。こうして取材に来ていただいている皆さんに対しても「不快な思いをしていないかな」と常にアンテナでサーチしている感じもするし、すごいなと思います。

相葉:うれしいです。大レジェンドの大塚さんとこうして一緒の作品に出させてもらったり、違う現場でも掛け合いをさせてもらったりして、毎回色んな発見があるんです。すごく刺激をもらえるし、楽しいんですよね。今度ゆっくりお酒を飲みながらお話したいです(笑)。

「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」メインビジュアル(C)見里朝希/PUI PUI モルカー製作委員会


◆取材・文=山田健史/相葉雅紀スタイリスト=丸本達彦、衣装協力=blurhms ROOTSTOCK(alpha PR)、 blurhms(alpha PR)、ヘアメイク=浅津陽介/大塚明夫スタイリスト=森島あさみ、ヘアメイク=田中裕子

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