また、オファーが来たとの心境や名作ドラマのリメークに挑むことへの思いなどを語る場面も。
宮沢は「昔、久世光彦監督の向田先生のシリーズがありまして、私は2作品に参加させていただいたんですけども、そのシリーズの常連である大先輩たちと本当に緊張しながら、でもとっても刺激の多い撮影で。やっぱりその時に向田先生のせりふを言うことの豊かさとか怖さとかを感じまして、それから向田邦子さんのとりこになってしまって、向田邦子先生のインテリジェンスな生き方に憧れていたんですね。なので、今回お話を頂いた時は、まず向田邦子先生の本だと。『阿修羅のごとく』は今までの作品を見させていただいていますし、緊張感もありましたけど、今日そろっているこの4人姉妹以外のキャスティングも本当に素晴らしくて。八木さんのエネルギーで全てが実現したっていうところがやっぱすごいなと思います」と、まだ解禁されていない共演者についても言及。
尾野は「お話を頂いた時は、恐怖でした。『阿修羅のごとく』をリメーク。私たちの大先輩方が本当にみんな知っていて、誰に『阿修羅のごとく』って言っても、『ああ、向田邦子でしょ』ってみんな知っているものを、『私出るの?』って本当に恐怖でしかなかったですし、すぐにやりますって言っていいのかすらもちょっと迷ったぐらい戸惑った、それが第一印象です」と語る。
蒼井も「私も元々NHKで放送されていた『阿修羅のごとく』が大好きで、何度も何度も見ていた作品だったので、もう『阿修羅のごとく』って聞いただけで、まさかっていう感じで。キャストを聞いて、『え、なんで?』『そんな中にいいんですか?』って思って。でも、どうしてもやりたくて、『ぜひ』ってお返事しました」と、名作出演への心境を明かした。
すると、広瀬は「私は、昔のドラマの『阿修羅のごとく』を正直知らなくて、でもそういったドラマがあってっていうのを聞いて、そこからこのキャスト、お姉ちゃんたちを聞いて、もちろんそんなって気持ちありつつも、こんなすごいチャンスないからと思って“すぐやりたい!”ってなりました(笑)」と、姉たちとは真逆の、末っ子らしいコメント。
「なんか、もうバカな顔して飛び込みたいなっていうか、こんな経験(できることは)絶対ないと思って。そして、是枝さんの作品でデビュー当初ご一緒した時も、4姉妹の末っ子をやらせていただいたので(映画『海街diary』)、4姉妹の末っ子を2回もやると思わず、そして是枝さんっていうの自分の中で“わっ”って思うものがあり飛び込んじゃいました」と、オファーを受けた時の心境を明かしていた。