2024/12/02 16:39 配信
岸谷五朗、寺脇康文、.ENDRECHERI.(堂本剛)らが出演したエンターテインメントショー、チャリティプロジェクト「Act Against Anything VOL.3『THE VARIETY 29』」が2024年12月1日に東京・日本武道館で開催された。.ENDRECHERI.は同イベントに初参加となった。
「Act Against Anything」は、1993年に岸谷五朗の呼びかけによりエイズと闘う子供たちへの寄付のため、チャリティコンサート「Act Against AIDS」(略称 AAA)として始まった。2020年に名称を「Act Against Anything」と改め、エイズ以外にも幅を広げた支援活動を行なっている。今回で「Act Against Anything」としては3度目、日本武道館での公演は4年ぶりの開催となった。
今年の「Act Against Anything VOL.3『THE VARIETY 29』」のサブタイトルは、“皆でチャリティ!異業種エンターテイナー団結!武道館降臨!”。岸谷、寺脇と舞台や映像で共演してきた俳優陣をはじめ、ミュージシャンやお笑い芸人ら、異業種で活躍するエンターテイナーたちが武道館に集結した。
会場が暗転すると、ステージ両サイドのスクリーンに「Act Against Anything VOL.3『THE VARIETY 29』」に向けた岸谷からのメッセージが流れた。チャリティコンサートを続けていくことの難しさ、子どもたちが悲しむような出来事がなくならない世界に対しての憤り、そして“愛しい後輩”である三浦春馬の志を胸に続けていくこと、そんな熱い思いがつづられていた。
幕開けは、息の合った振り付けで岸谷と寺脇が歌った、サザンオールスターズの「ボディ・スペシャル II(BODY SPECIAL)」。杉山真梨佳、中村百花、小林由佳、田口恵那のコーラス隊を従え、“踊ろうよ武道館で”“ステキなチャリティを”と、歌詞をイベントに合わせた言葉に変えて歌うと、会場は大盛り上がり。岸谷は「このエネルギーを被災地に届けましょう」とメッセージを送った。
続いて、颯爽と現れた大黒摩季は、「熱くなれ〜夏が来る〜あなただけ見つめてる」と3曲のメドレーでパワフルな歌声を聴かせ、「心を一つにしましょう!」と「ら・ら・ら」が始まると大きなクラップが始まり、サビでは左右に手を振りながら大合唱。
会場が一体となったところで、斉藤和義の名曲「歌うたいのバラッド」を温かい声で歌ったのは小関裕太。ステージ向かって右側に伸びる花道から登場すると、ゆっくりとステージを歩きながら、観客に語りかけるように美声を聴かせた。
日本武道館を歌の舞台にした爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」で大きな感動を起こしたのは、サンプラザ中野くんとパッパラー河合。1994年からこの活動に参加し、本プロジェクトには欠かせない彼らは「これからも生き甲斐として続けていくぞ!」と、今年メジャーデビュー40周年を迎えた爆風スランプの最新曲「IKIGAI」につなげた。