舘ひろし演じるタカと柴田恭兵演じるユージの名コンビが奮闘する「あぶない刑事」シリーズ劇場版8作品を、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて12月4日より一挙放送中。本記事では、後半に放送される5作品のあらすじや見どころについて紹介していく。
12月9日(月)夜8時からは、劇場版第4作目となる映画「あぶない刑事リターンズ」(1996年)を放送。ある時、横浜の繁華街にあるクラブがフロアごと爆破されるという事件が発生する。ユージ(柴田恭兵)は、その手口から5年前に逮捕した爆弾マニア・唐木をターゲットに設定。そしてユージが唐木を尋問したところ、パソコンに入力されていた犯人の“犯罪プラン”を発見し――。
本作は、人気ドラマに始まった“あぶ刑事”シリーズにおいて、第3作目の映画「もっともあぶない刑事」から約7年ぶりの公開となった。名コンビ・タカ(舘ひろし)&ユージの遊び心いっぱいの痛快アクションは7年のブランクを感じさせないもので、国際テロリストという巨悪な相手に大立ち回りを展開している。コンビ以外にも、前シリーズで新米刑事だったトオル(仲村トオル)には虎井という後輩ができ、近藤課長(中条静夫さん)の後任として深町課長(小林稔侍)が登場する。
12月10日(火)夜8時からは、スペシャルドラマとして放送され、劇場公開作品が後編として続く“二部構成”「あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル’98」(1998年)を放送。舘ひろしや柴田恭兵、仲村トオルらレギュラーメンバーも健在の本作は、タカとユージが仕事をさぼってレストランでワインを嗜んでいるところ、偶然手配中の強盗犯に遭遇するシーンから始まる。2人は激しい銃撃戦の末、犯人を鮮やかに逮捕するが、レストランの高級ワインを大量に破壊してしまったため、370万円もの請求書を受け取ることに。そして費用を工面するため、ユージは高額の怪しいバイトに応募して――。
放送開始時に30代後半だった舘と柴田が、本作では10年の時を経て40代後半に突入している。“イケおじ”という言葉が存在するように、この2人が醸し出す雰囲気はダンディで色気満載。また、港署の一日署長を務めるアイドルとして、竹内結子さんが出演している点にも注目だ。
そして12月11日(水)夜8時からは、“テレビで始まり、映画で終わる”というキャッチフレーズの映画「あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE」(1998年)を放送。息つく暇もないド派手なバトル展開が繰り広げられる本作では、タカ&ユージが壮絶な銃撃戦の末に逮捕した城島が逃走。さらにせっかく押収した武器は国際テロ組織・NETによって奪還されてしまった。巨大タンカーをジャックしたNETは爆破予告をし、100億円の身代金も要求してきて――。
当時“ストーリー完結”を謳っていた本作では、サブマシンガンやロケットランチャーなど、あらゆる武器を駆使するプロフェショナル・ソルジャーが相手となる。特にクライマックスでの東京湾を舞台にした海洋アクションは、当時ヒット中のハリウッド映画「スピード2」を思わせる迫力だ。
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