俳優の今田美桜が12月6日、都内で行われた「劇場版ドクターX」初日舞台あいさつに、主演の米倉涼子、共演の田中圭、内田有紀、勝村政信、岸部一徳、染谷将太、西畑大吾(なにわ男子)、遠藤憲一、メガホンをとった田村直己監督とともに登壇した。
本作は、天才的な腕を持ちながらも組織に属さず、フリーランスとして病院を渡り歩くクールな女性外科医の活躍を描く人気ドラマシリーズの“完結作”となる劇場版。2012年10月期にテレビ朝日系で放送された第1弾から12年、集大成を迎える今作では米倉演じる“失敗しない外科医”大門未知子が「ドクターX」になるまでのルーツが描かれる他、未知子に史上最大の危機が訪れる――。
看護師の大間正子役として2019年10月から放送された第6期から同シリーズに参加した今田は、シリーズ最後となる作品が公開された心境を尋ねられると、「最初はこんなに大先輩のみなさんとご一緒するというところで、緊張しすぎて頭が真っ白になって本読みをしたのを今でも鮮明に覚えています」と回顧し、「そこから撮影に参加して、とにかくみなさまが家族みたいで、そこに私も参加させてもらって、毎日撮影が楽しくて、これがこの先にないのがすごく寂しいんですが、劇場版にも参加させてもらって、今後の財産になったので、今後お仕事をするうえで(ドクターXの)撮影を思い出しながら頑張りたいなと思います」としみじみと語った。
また、新たに挑戦したいことを聞かれた今田は「1人旅がしたい」と答え、「旅行は好きなんですけど、1人旅をしたことがなくて、でも海外だったりいろんなところに行くと出会いだったり、文化に触れたりすることができるので、1人旅をしてみたいです」とにっこり。同じ質問に、西畑は、なにわ男子のアジアツアーで台湾に行ったことを話し「海外ってすごく楽しいなって。お仕事で行っても楽しいし、旅行で行っても楽しいやろうなって思ったので、僕も1人旅でした。台湾ピールと空芯菜がめっちゃおいしかったですね」と今田と偶然一致した。
さらに、同じ質問に勝村は「今日の服装を見てもわかるように、こういう場所にくるとシックな黒とか暗い(色の)服じゃないですか。今日ちょっと挑戦してシルバーにしていただいて、全員黒じゃなくて映えるかなと思ったんですけど、今田さんがターザンみたいな格好をしていて…。こんな衝撃的な格好ある？ ジャングルでしょ、これ！」と目を丸くして会場の笑いを誘い、内田から「(ターザンじゃなくて)おしゃれだから。かわいらしい」と声が飛ぶと、勝村は「だから挑戦としては、今後、今田先生に習って、こういう場に黒ではなくてちょっとおしゃれな服とか色に挑戦できたらいいのかなって」と吐露すると、今田は「しましょう、おしゃれ！」と笑顔で返した。
◆取材・文＝風間直人