12月12日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週木曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)。今回のゲストは、NPB史上初6年連続3割20塁打、ゴールデン・グラブ賞という華々しい経歴を持つ糸井嘉男。“超人”・糸井を深掘りしていく。
最初のコーナーは“○×ダグアウト”。制限時間5秒以内に、○か×の札をあげて質問に答えてもらう。糸井は「打撃をマネした選手」に○の札をあげた。糸井は北海道日本ハムファイターズに所属していたときに、野手になった時のことを振り返る。
当時、小笠原道大、稲葉篤紀、新庄剛志などのスター選手がたくさんいたという。スター選手からいろんなことを聞いたのだとか。さらに「プロになるとバッティングが小さくなる」と持論を述べる糸井。当てに行きたくなるため小さくなってしまいがちなところを、大きく振ることを最後まで意識していたという。「今もそこは1番大事」と強く語った。
また稲葉に関しては、バッティング以外でも見習うところが多かったと明かす糸井。ベンチから守備までダッシュをしている姿が勉強になったという。
ちなみに新庄からは「プロ野球選手は天井から現れる」ことを学んだという糸井。スタジオに笑いが起こると、MCを務めるますだおかだ・岡田圭右からは「あの人だけです」とツッコミが入った。
また“天井から現れる”新庄と糸井は同期入団という事実に、驚いたようすのMC陣。新庄を“見習って”、日焼けサロンに行ったりホワイトニングをしたという糸井に、「そこを習うな」「野球の技術を真似せぇ」とさらに鋭いツッコミが飛び出す。
さらに新庄から、“ファンサービスファースト”を見習ったという糸井。監督になってもその姿勢を貫いており、メンバー交換のときにハイタッチをしたり、選手がおこなうヒーローインタビューの言葉遣いを注意したりと“ファンのために”尽力している。
また新庄と糸井のエピソードはそれだけではない。阪神タイガースに所属していた時のキャンプ中に、新庄からインタビューを受けたときの話を明かしてくれた。新庄はその時インタビュアー初挑戦で、初インタビューの相手が糸井。そのときに“めちゃくちゃ良い匂い”の香水をプレゼントされ、今でも大切に持っているという。
このエピソードに対し、岡田は「インタビュー内容聞きたい」と冷静につっこむ。すると糸井は当時のことを思い出し、インタビューになってなかったと振り返る。それを聞いた瞬間スタジオは笑いに包まれ、岡田に関しては手を叩きながら笑って大ウケしていた。
続いてのコーナーは、ゲスト現役時代やプライベート、野球界全体についてアレコレ聞きまくる“球界アレコレ話”。今回は“超人・糸井嘉男 逸話・ミステリーの真相”が明かされる。糸井にまつわる嘘か本当か怪しいミステリーを本人にぶつけ、その真相を明らかにしようというもの。
最初のミステリーは「大谷翔平がスイーパーを投げた時、あまりの変化にサードに牽制したと思ったことがある?」について。この問いに「これ左バッターだったらみんな思ってるんちゃいます?」と答えた糸井。MC2人は思わず「え?」と聞き返す。
「いやいやスイーパー立ってくださいよ」と語気を強める糸井。大谷のスイーパーは三塁への牽制球かと思うほど三塁方向へ曲がり、そこから「三塁のレアードが捕ってこっちに投げた」とジョークを交えて当時を振り返る。「なんで中継すんねん」とツッコミが入るも、それくらい曲がり方がすごかったという。
しかしこのエピソードは大袈裟ではなく本当に起こっていたらしく、「牽制や!あっ、あっ、あ〜〜〜」という感じだったと当時のようすを自ら再現する糸井。またしてもスタジオは大きな笑いに包まれる。色々なピッチャーを見てきた糸井だったが、さすがに大谷はレベルが違っていたようだ。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)