また、当時のアイを知り、アクアらを幼少から見守る監督の五反田泰志を演じた金子は、この日のイベント会場である丸の内TOEIにて撮影が行われた、劇中で繰り広げられる映画「15年の嘘」の舞台あいさつシーンについて言及。
劇中では“監督”として登壇したステージに再び“キャスト”として降り立ったことに、「ここに立つと、自然とせりふが頭に浮かびました」としみじみ。
「こういうシンクロの仕方って、この仕事しててもないんですよね、そこまで同じっていうのは。本当、1年あっという間にたっちゃいましたけど、あの日のことを思い出して、すごく大事なシーンでエキストラの皆さんもいっぱい参加していただいて、本当に大がかりな撮影がうまくいって、ホッとしたのも思い出しました。こうして作品が完成して、またみんなでここに立てたなっていうのはうれしいですね。五反田さんもうれしいと思います。『時代だなぁ』って感じです」と、五反田のせりふを交えつつ、撮影当時を思い返していた。
最後に、ドラマ・映画ともに総合監督を務めたスミス監督は「アクアとルビーとカミキヒカル(二宮和也)が最後に何を残すのか。ドラマを見た人はめちゃくちゃ面白く、見ていない人も映画を見たらドラマを見たくなると思います。エンドロールがめちゃくちゃ良い出来なので、絶対立たないで最後まで見ていただきたいです」と見どころをアピール。
櫻井も「『【推しの子】』に対して誠意をもって向き合ってきた思いみたいなものをようやく皆さんにお届けできるということが、何よりもうれしいです。見終わった後に、皆さんの気持ちを何か動かせたらいいなという思いで作っていましたので、ぜひ最後まで楽しんでほしいです」とあいさつして、イベントを締めくくった。