FANTASTICS from EXIL TRIBE・木村慧人が主演を務めるドラマ「レッドブルー」(毎週火曜深夜1:28-1:58ほか、TBSほか)の第1話が民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて配信中である。12月24日(火)に放送される第2話の配信に先駆け、主演の木村、同ドラマに出演中のIMP.・椿泰我からインタビューが届いた。
日陰者の道を歩んできた根暗な高校1年生・鈴木青葉(木村)は、同じクラスの岩瀬三之助(長谷川慎)に“戦いごっこ”と称し、たまに負かされつつも、満足な学校生活を送っていた。ある日、隣のクラスで格闘技界注目のスーパースター・赤沢拳心(椿)に“戦いごっこ”から救われるが、ふと拳心から「お前、空っぽじゃん…」と言われてしまう。それ以来彼が許せず、拳心を「一発殴りたい」と宣言する。
岩瀬の紹介によって時和金成(佐野岳)が経営する今にも潰れそうなシャークジムに入門した青葉は、“MMA”総合格闘技の世界へ。師匠・雨地渉(笠松将)の指導のもと、最強の高校生格闘家を決める“MMA甲子園”の頂点を目指すようになる。
――それぞれ、お相手が演じる役柄の推しポイントを教えてください。
木村:僕が思う椿くん演じる拳心くんは、すごく明るくてクラスのムードメーカー的な存在。チャンピオンということで打撃センスもすごいし、一個一個のパンチの動きもカッコいいです。椿くんは役にぴったりで、初めてお会いしたときから明るくて、話しているとお互い笑顔になるような、ムードメーカー的存在だと思っています。格闘の稽古では「パンッ」とサンドバッグがいい音をしていて、すごかったです。
椿:ありがとうございます(笑)。木村くん演じる青葉の推しポイントは、ギャップだと思いますね。ふだんの活動とはまったく違う一面だと思いますし、ミステリアスな表情と、試合シーンに入ったときのギャップもある。格闘シーンで寝技に入ったときとかの不穏な笑みは、この作品でしか見られない新たな一面だと思うので、そこに注目してほしいです。あの顔がクセになって、「“ニヤッ”という表情をまた見たいな」と思ってもらえることを期待しています。
――かなりハードに体作りもされたそうですが、大変だったこと、注目してほしいところなどはありますか?
木村:今回は部位を集中的に鍛えました。格闘家は背中、肩、腕が大事だとMMA監修の岡見(勇信)さんがおっしゃっていたので、そこは結構鍛えてますね。それまでは週4回くらいジムに行って、“胸・肩の日”、“腕だけの日”……という感じでトレーニングをしています。週に“肩の日”を2回、“背中の日”を2回と回数を増やして、(脇下あたりの広背筋を指しながら)ここは強化しました。やる前とは張りが違うし、FANTASTICSのメンバーもそう言ってくれたのですごくうれしかったです。
椿:僕は格闘シーンがそんなにないんですけど、とにかく昨年のチャンピオンとしていないといけなくて。(青葉が)僕を追いかけるという軸があって、道場のポスターには等身大で写っているので、「写真で見てもしっかり伝わるように」とは考えていました。体を大きくするだけだと写真では見えにくい部分もあると思うので、腹筋とかをしっかり出せるように絞りながら、部位一つひとつをより意識してトレーニングするようにしました。
――木村さんは6kg増量、逆に椿さんは7kg減量されたそうですが、あらためてすごい数字ですよね。
木村:そうですよね。でも、顔とか見た目にはあまり出ていないんです。
椿:たしかに!
木村:6kgというと驚かれますが、意外とあっという間だったなって。それほど筋トレに夢中だったというのもありますし、頑張ってよかったなと思います。
椿:僕も、始めてみたらあっという間でした。体重を落とすことが目的というよりは、見た目と体脂肪率を落として筋トレをした結果、体重も落ちた、という感じで。これ以上痩せてしまうと、ちょっと弱々しく見えてしまう部分もあると思うので、この作品が終わるまではしっかりとキープしなければいけないなと。作品を通して「日によって体が違うな」というのは嫌なので、なかなかチートデイが作りにくいんです。なので、終わったらぜひご飯に行きたいですね。
木村:行きたい!
椿:今は、お互い誘いにくいんですよ。次の日も撮影があるし、格闘シーンなので常に「脱ぐよなぁ」って。なので、終わったらパーッと行きましょう!
――第1話がTVerで配信中です。繰り返し見てほしいシーンはありますか?
木村:やっぱり学校のシーンですね。僕が「拳心くんを殴りたい」という気持ちになった理由もそこで分かりますし、MMAと出会うポイントでもあるので。だから、第1話はキー回です!ぜひ何度も見ていただいて、「レッドブルー」の沼にハマッてほしいです。
椿:拳心を殴ろうとしてきて、結果的に血だらけの顔になった青葉が、笑みを浮かべながら「やっぱり大嫌いだ」というシーンは、「『レッドブルー』が始まるな!」という感じがしますね。こんなにも(青葉と拳心の)性格が真逆なのか、という対比がグッと詰まっていて、MMAという本筋が始まる前に、まず人間性が出来上がっていく。「格闘ってこうやって撮るんだ」と僕たちが最初に感じたシーンでもあるので、何回も見てほしいです。
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