2月20日(土)から公開される映画「人間失格」の完成披露試写会が1月27日、都内で行われ、主演の生田斗真、伊勢谷友介、石原さとみ、小池栄子、坂井真紀、室井滋、大楠道代、三田佳子、森田剛、石橋蓮司と、荒戸源次郎監督、製作総指揮の角川歴彦氏が舞台あいさつを行った。
本作は、昨年生誕100周年を迎えた太宰治の小説を初めて映像化したもの。青森の有名な資産家の息子・葉蔵(生田)が、上京後に遊び人の堀木(伊勢谷)と出会い、酒と女におぼれて破滅の道をたどっていく姿を描く。
映画初出演にして初主演となる生田は「初めての映画出演でしたが、胸を張って自信作と言えます。本作を見ていろんなことを感じていただけたらと思います」とあいさつ。さらに、「素晴らしい先輩方に囲まれての撮影現場は温かくて、とてもいい雰囲気でした。きれいな空気感が画面からも感じられると思いますので、そんなところも想像してもらえたら」と充実した撮影当時を振り返った。
伊勢谷は「斗真くんは大変な頑張りようだったんですが、僕はそれをあざ笑うような役柄で。役者としては楽しかったんですけど」と苦笑いしていた。
生田の事務所の先輩である森田は「後輩の生田くんと絡めてうれしかったです。僕は中原中也という素晴らしい役を頂き、せりふもとてもすてきでしたので気持ちを込めて大事に言おうと思って演じました」と作品への思いを語った。
葉蔵が破滅の道を歩くきっかけとなる薬局の店主・寿役の室井は「斗真くんのファンの皆さんは、きっと目を覆いたくなるような大変なシーンがあります」と気になる発言でファンの興味をあおった。
葉蔵の最後の女・鉄役の三田も同調して、「まさかこうなるとは本当に思わなかったものですから、本当にもう、暑い夏でございました。ショックもあるかもしれませんが、どうか本作をよろしくお願いします」とおどけてみせ、観客の笑いを誘っていた。
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