「ねほりんぱほりん」シーズン2が開幕! その魅力をねほりんとぱほりんが解説

2017/10/11 23:00 配信

バラエティー インタビュー

【写真を見る】シーズン2初回のテーマは「少年院に入っていた人」(C)NHK


シーズン1を超えられるか不安だった


――そんな人気番組のシーズン2ということで、プレッシャーもあったかと思いますが、収録にはどのような気持ちで臨みましたか?

山里:シーズン1で本当に皆さんに愛してもらった「ねほりんぱほりん」を超えられるのかと、正直初回の収録は怖かったです。でも、軽々と超えてきたので「これはいいシーズン2始まるな」と思いました。

YOU:私は、バラエティーでいつもお仕事させていただく時に、視聴者の代表として参加させていただいているところがあるんです。だからこの番組も、毎回ただただ楽しみで来ています。

山里:シーズン2では、今までよりも深く掘っていくとスタッフさんに聞いて、「そんなにハードル上げちゃって大丈夫ですか?」と思っていたら、初回のテーマが「少年院に入っていた人」だったんです。

これはもう安心でしょう。あと、YOUさんがずっとご希望だった現役の「極道の妻」、今スタッフさんが当たっているそうですよ。

YOU:そうなんですか? これからも楽しみですね。

――ゲストでさまざまな方がいらっしゃると思いますが、収録している時のゲストはどんな様子ですか?

YOU:人によるけどね。大体みんな明るい感じで、「あはは」って笑いながらお話してくれますね。ちょっと、1人だけサイコパスがいたんだけど(笑)。その1人だけは「これ…マジでやばいやつだな」って私もこの人(山里)も一緒に気付いて。

でも、あんまり途中でおかしくなっちゃう人とかは今のところいないので、そのサイコパスだけですね(笑)。

山里:その人だけはね「あっこの人、罪を犯しちゃうな?」って思いましたもんね。

YOU:そう。だからわれわれが未然に防ぎましたよね。

――収録前に気が重くなったりもするんですか?

山里:YOUさんがそうなるわけないでしょ?

YOU:もうねぇ、本当に事前に台本いただいたら熟読してます…。

山里:してないでしょ! だってYOUさん毎回収録に入ってきたら「始まってんのー? 今日誰ー?」って言うじゃないですか(笑)。

YOU:私は本当に視聴者と同じ感覚なんです。この人(山里)がきちっと舵取りをしてくれるんで、視聴者の声をお届けしようと思っています。まぁアンカーに近いですよね?

山里:そうですね。ただ自由なアンカーなんで、「ちょっと最初に聞いていい?」って質問ですごいこと言ったりしますから。

YOU:ちょっとねぇ、質問する順番とかを打ち合わせしてないから、そういう下手こくことがあるんですよ(笑)。

――山里さんは、YOUさんのすごいところってどこだと思いますか?

山里:本番では、打ち合わせなどでこちらの用意した想定の質問ではなくて、YOUさんが興味を持ったことを質問するんですよ。

それを、ゲストの人が「そこを聞いてくれるとは思いませんでした」って感じでうれしそうにしゃべり始めて、ハネていったりする。だから、YOUさんが打ち合わせしないっていうのも、すごくいいところなんですよね。YOUさんも本当はしたいところを抑えてくれてるんですよね?

YOU:まぁわざとっていうところもありますね(笑)。

山里:さっき言ったサイコパスの人も、想定ではすごく真っ当な人で終わる予定だったんです。けど、YOUさんが投げ掛けた、たった1つの質問とその答えを聞いた時に2人で顔を見合わせて。そこからは、想定を無視して掘り下げてみようってなって、最終的にサイコな回になったんですよね。

――シーズン2で、YOUさんはさらにパワーアップしていますか?

山里:YOUさんはね、いい意味で全く変わらないです。聞きたいことを聞いてます。本当はこういう、ちょっと変わった経歴を持っているゲストが来る番組においては、“共感”って邪魔になっちゃうこともあったりするんです。でも、YOUさんがオリジナルの共感の形で歩み寄ると、相手の人を単純に“変な人”で終わらせないで済むことができたりするんですよ。それがこの番組のいいところだったりするなと思いますね。

YOU:ちゃんとしゃべれるね~。

山里:ありがとうございます。代弁しているだけでございます。

10月11日(水)放送の「元サークルクラッシャー」では、男の落とし方も学べる(C)NHK


“元サークラ”はYOUさんとの戦いが見どころ


――そんな期待もあったシーズン2の第2回(10月11日(水)放送)「元サークルクラッシャー」は、インパクトがあったなと思いました。収録を終えていかがですか?

山里:最初は、まーしょうもない女で、ひどいやつだなと。友情も壊して、部活も壊して、なんでこんなことするんだって思われそうなテーマですけど、でもそうではなくて。途中で、YOUさんにスイッチが入って、ちょっとギラっとした瞬間があったんです。そこで、ゲストの方が一瞬、「ちょっと怖い…!」ってなっていたんですよね。でも、彼女はそこからYOUさんに迎合して、「生温いことを言うんじゃここに来た意味がない」と感じたのか、さらに自分のダメな部分を話し始めたんです。その戦いが非常に良かったです。YOUさんが一言「殴りてぇな」といった時、彼女ビクッとしてたんですよ?

YOU:あ、本当に?

山里:僕の手元にあった想定質問には、その「殴りてぇな」の後に、YOUさんがもっと怒ることがたくさん書いてあって。僕は彼女のビビり方を見て「あ、この子これから言えないだろうな」って思ったんです。でも、その後スッと息を吸って、ちゃんと質問に答えだしたので「こいつは覚悟を決めた!」と思いました。

YOU:さすがクラッシャーですね。

山里:そういうヒリついた瞬間があったのが「元サークルクラッシャー」の回でした。

特番には、「元薬物中毒者」の女性が再登場し、現在の生活を語った(C)NHK


「芸能スクープカメラマン」が撮った、山里の地方での姿


――今までのゲストの方の中で、その後が気になっている方はいますか?

YOU:「元薬物依存」の人は、定期的に会わないとやっちゃう可能性がありますからね。会いたいですね。

山里:彼女に関しては、もうカウンセリングだと思っています。「元国会議員秘書」の方もすごかったですね~。

YOU:あの方、お手紙くれたんですよね。問題のあった議員の所に行ってないといいけどね。

山里:いやしっかりしてるから大丈夫でしょうあの人は。あ! YOUさん僕ね、この前鹿児島空港でたまたま「芸能スクープカメラマン」にあったんですよ。

YOU:男の方? やだ、むかつく~。何してんの鹿児島で?

山里:そう。なんか追っかけにいったんでしょうけどね。で、言われたんですよ「山里さん、昨日はずいぶん派手に遊んでましたね」って! 写真も撮ったけど、記事になるか聞いたら、「なりません!」だって。僕、確かにベロベロにはなってたんですけど、母ちゃんと飲んでたんですよ(笑)。

YOU:いい写真、撮られてんじゃん(笑)。もうそいつからもらいな?

山里:この番組のスタッフに送ったみたいですよ。あの回の時、YOUさん「死んでくれないか!」って言ってましたよね? あいつ生きてました。

YOU:あのとき結構強く言ったんだけど、「僕らは事実を写真に撮っているだけです」って言われちゃったらもう、ぐぅの音もでなかったよね。そういやキスしてんのはこっちだしなって。

山里:ケンカする気満々だったんですけどね…。あとは「占い師」の方にも定期的に来てもらって番組の今後を占ってほしいですね。こうやって考えてみると、みんなまた会いたいですね。

――これからゲストに来てほしい人はいますか?

山里:今、混迷の政治関係の方たちですかね。政治家秘書が面白かったですから。元政治家で普通の人になっちゃった人とか、これから増えそうですし。

YOU:来てほしいですね~。