【試写室】「世にも奇妙な物語」“フリースタイル”だからこその自由な作風が魅力

2017/10/14 06:00 配信

ドラマ コラム

突然ですが、仕事や勉強をするときの「BGM」ってどんなものを聴いていますか?

【写真を見る】中山美穂がすご腕ラッパー姿でライムを刻む!(C)フジテレビ


今をときめくアーティストの新曲? 歌詞のないインストゥルメンタル曲やヒーリングミュージック? あるいは深夜ラジオやテレビ? 聴くだけで英語の勉強になるあれ? はたまた落語? まあいろいろあるだろうけど、筆者は自宅で仕事をする際にテレビをBGMとして使うことが多い。

独り暮らしが長い人あるあるで、家に帰ったら特に見たい番組がなくても自然とテレビをつけてしまう。むしろついていないとシーンとしていて、逆に集中できない。かと言ってテレビが面白過ぎてもそっちに引き込まれてしまって集中できない。結果、家で仕事しちゃいけないってことですね。と、ひとまず健全な企業であることをアピールしておく。

各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。

今回は、一度聴いたら離れない独特のテーマ曲と共に、凝りに凝ったストーリーで見る者すべてを“奇妙な世界”にいざなう、10月14日(土)放送の人気特番最新作「世にも奇妙な物語 '17秋の特別編」(夜9:00-11:10フジ系)を取り上げる。

ちなみにこれもテレビに引き込まれ過ぎて、BGMには向かない特番なのでご注意を。仕事中につけてしまうと、その“代償”は大きそうだ。

吉岡里帆と峯田和伸が共演の『寺島』(C)フジテレビ


同番組は、1990年から放送されている、タモリがストーリーテラーを務めるオムニバスドラマ。今回は『運命探知機』『寺島』『フリースタイル母ちゃん』『夜の声』の4作品と、短編の「ポニーテール」「交換」「女子力」「ががばば新章」「写真」を放送する。

『運命探知機』は、運命を信じ切れない男性が拾った“運命探知機”から繰り広げられる、キラキララブストーリー。岩田剛典が恋に不器用な男性役で、主演を務める。

『寺島』は、初連載が決定した漫画家・山崎(峯田和伸)の元を訪れた寺島ひなと名乗る女性(吉岡里帆)にまつわるサイコホラー。彼女が語る小学生時代の友達・小林摩子とは?という、ストーリー。

『フリースタイル母ちゃん』は、息子思いの母親が突如ラッパーになるという、コメディータッチのヒューマンドラマ。中山美穂がキレッキレの“ラッパー母ちゃん”を演じる。

『夜の声』は、大手IT企業CEOとホームレスの2つの人生を1人で送る男に訪れる人生の結末を描く。藤原竜也が“2つの顔を持つ男”に。

それぞれ、オムニバスの1つとしておくにはもったいないほどのクオリティーを誇るドラマばかり。本作が長年にわたって愛されてきたのは、世にも奇妙な~という共通項はあれど、作風が“フリースタイル”だからこそ。じっくりDVDを見て、あらためてそれを痛感させられた。