最上もが「ちょうど仕事で悩みを抱えていた時期」

2017/10/24 06:00 配信

ドラマ インタビュー

ドラマ「恋する香港」(MBS/TBS)に出演する最上もがに直撃!撮影:山岸和人

小池栄子と吉沢亮がW主演を務めるMBS/TBSのドラマ「恋する香港」(毎週火曜夜1:28-1:58ほか)が放送中。

全く接点のなかった5人が、香港である事件をきっかけに出会い、巻き込まれ、予想だにしないゴールに向かっていく姿を描いている。

本作で、人違いで事件に巻き込まれてしまう日本人タレント・エリーを演じている最上もがにインタビューを実施。本作の魅力や共演者の印象、役作りの苦労などを語ってもらった。

――出演が決まった時の心境を教えてください。

お話をいただいた時、ちょうど仕事で悩みを抱えていた時期だったので、すごく迷いました。でも、お話をいただけることがありがたかったですし、監督がでんぱ組inc.の時にMVを何回か撮っていただいたスミス監督だったので安心感があり、「頑張ってやってみよう!」と思いました。

――今回、オール香港ロケでしたね。

香港に行くのは3回目だったんですけど、撮影が朝から晩までっていうのが多かったですね。仕事で海外行く時って、「体力持つかな」とか「環境に対応できるか」というのが心配で、ご飯が合わないことも多いので、そこにどう対応していくか不安でした。

あと、皆が気にしていたのはトイレですね。外のロケで借りられる所も少なかったので、まず現場に着いたら「トイレはどこにありますか?」って確認していました。その話でよく盛り上がっていましたね(笑)。

――ご自身が演じるエリーについて教えてください。

自分で演じていても不思議なキャラだと思ったんですけど、すごく業界の闇に浸かっている子なのかなって思いました。劇中で意味不明な発言などをしているんですけど、いい意味で割り切っていたり、自分からばかばかしく振る舞うことで自分を保っているのかなと思います。

最初に台本を読んだ時の印象は、ツンツンしている子ってイメージだったんですけど、現場に入ったらスミス監督から「最上もがでやってくれ」って言われて、「えっ!?」って驚きました(笑)。

初日にそう言われて、「“最上もが”って何だろう?」と混乱し始めてしまって。ドキュメンタリー風に撮りたいということで、せりふはあるけど「アレンジを加えてどんどん話してほしい」「演じないでください」と言われて、「演じない!? 意味わかんない」って困惑しました。

本番では、せりふは自分が普段番組のロケ企画に行った時などの雰囲気に合わせて、“ですます口調”にしたりしました。最初の印象だと(エリーは性格が)きついイメージだったので、そことのバランスをどう取ったらいいかわからないまま進んでいきましたね。

――W主演を務めている小池さん、吉沢さんの印象はいかがでしたか?

小池さんはめちゃくちゃ格好良かったです! あまりテレビで見ていた印象と変わらなかったというか、すごくサバサバしていましたし、気さくに皆とお話ししていて、見習うべきところはすごく多かったです。

僕、結構滑舌悪くて自分でも気になっているところなんですけど、小池さんは話し方もはっきりしているし、全体的にすごいとしか言えないというか、生でお会いしたら誰でもみんな感動するだろうなって思いました。永田(薫)さんともずっと「すごいなぁ」って話していましたね。

吉沢さんは撮影の前に舞台をやられていて、舞台が終わってからすぐに撮影に来ていたようで、香港に着いてその2時間後には撮影開始と、大変なスケジュールと伺っていたので、話し掛けるのも申し訳なくて見守っていました。

でも、初日にエキストラとして3歳くらいの女の子たちが現場にいたんですけど、吉沢さんと永田さんは子供が好きなのか、ずっと一緒に遊んでいて、女の子たちも楽しそうでほほ笑ましかったです!

――他の共演者の方はいかがですか?

ダニエル役の永田さんと一緒のシーンが多かったんですけど、永田さんって純日本人なのに、香港の人の役だったので「話し方どうすればいいんだろう」っていうのを監督と話し合っているところを見ていたりとか、その話し方をまねして遊んだりしていましたね(笑)。

あと、馬場ふみかちゃんには「永田さんって日本人かな?」って聞かれたり、わいわい話したり、猫を見つけたときは「猫かわいい…」って皆で盛り上がったりしていました。

――本作の魅力は何だと思いますか?

登場人物のいろいろな視点から撮っていたので、撮影自体がめちゃくちゃ大変で、同じシーンを違う角度から何回も撮ったりしたんですけど、その切り替わりが面白いと思いますし、後半の小池さんのシーンがすごく格好良いのでそこに注目してほしいです。

――今後の目標があれば教えてください。

いろいろと挑戦してみたいと思いますし、今回みたいに“最上もが”を使いたいっていう方がいる限りは頑張っていきたいですね。作品を撮っている間は撮影に集中しなくてはいけなくて、他のことを考えなくていいなと思いました(笑)。

――最後に最終回の見どころを教えてください。

分かりやすく言うと、「そうだったんかーい!」って突っ込みたくなる感じです(笑)。不思議なドラマだと思うんですよね。最初はドキュメンタリーで楽しく香港を見ていって、途中で誘拐されて「えっ!?」って驚いて、追っ掛け回されて、めっちゃ走り回って、最終的にはとんでもないことを暴露されて「きょとーん」みたいな。

最後まで見たら、より面白さが分かって、もう一度最初から見たくなると思います。Netflixでも配信されるのですが、何回見ても新しい発見があって楽しめると思うので、ぜひ皆さんに見てほしいです!

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