柴咲コウが作った恵方巻きと豚汁を余貴美子と富永まい監督が絶賛

2010/02/07 16:07 配信

映画

柴咲コウは「家族関係がもうちょっと良くなるヒントになると思う」とPR

2月6日から公開中の映画「食堂かたつむり」の完成披露試写会が1月31日に行われ、出演者の柴咲コウ余貴美子と、富永まい監督が舞台あいさつを行った。

本作は、小川糸氏の同名小説を映画化したもの。失恋のショックから心因性失声症になった倫子(柴咲)が、母・ルリコ(余)が暮らす田舎で1日1組だけ予約を受け付ける小さな食堂を始め、客に小さな奇跡を起こしていく物語だ。

ステージでは、柴咲が料理教室に通う60人の生徒の前で恵方巻きと豚汁作りに挑戦。劇中の料理シーンはすべて自ら行い、私生活でも料理好きを公言する柴咲は、慣れた手さばきでテキパキと調理を開始。料理を食べた余と富永監督は「幸せな気持ちになる。おいしい」と絶賛した。

その後の舞台あいさつで、柴咲は劇中で描かれるすれ違いについて、「自分が本当に思っていることが相手に伝わらず、違った受け取られ方をされがちですが、それは相手にとっても同じで、相手もいろんなことを考えているけど、表現が下手で、こちら側がくみ取れていないこともある」と自身の思いを語った。

余は「頭を高く盛り、濃すぎる化粧、頑張りました」と劇中のエキセントリックな役柄についてコメント。柴咲も「お母さんの女の部分を見て嫌だなって思う気持ちが自然に出てきました」と余の役作りを称賛。最後に「家族関係がもうちょっと良くなるヒントになると思うし、そういう見方をしてもらえたらうれしい」と作品の見どころをアピールした。