以下、「―ゴジラ総選挙」出演者コメント全文
ゴジラはもう、みんなの中に実在していますよね。僕は最初に映画館でみた作品がゴジラで、いまだにその時のことは覚えています。あの時代の映画界における特撮技術が駆使されていて、いまみてもワクワクできる。
50年前の作品がいまだにリアリティーを持っているというのは本当にすごいし、今回の番組で、後の世界の映画界に大きな影響を与えたというのが改めて実感できてうれしかったです。
今回は、ゴジラ作品ではなく出てくる怪獣の人気投票ということで、それぞれの怪獣にまつわるストーリーや、存在にどういう意味があるかという紹介があって、とても興味深かったです。
当時のスタッフの証言もあるので、ゴジラ好きの人にも知らないことがいっぱいあると思うし、いままで興味がなかったという人にも楽しめると思います。
ゲストに来てくださった佐野史郎さんの熱が特にすごかった! 当時の制作者の方々の裏話なども聞けて面白かったですね。
僕は初期のゴジラは見ていたんだけど、途中から離れてしまっていて…。でも今日改めて見直すと、釈(由美子)ちゃんが出ていたりっていうのを知って、また見てみたくなりましたね。
子供の頃は、とにかく「どうやって『ゴジラ』に連れて行ってもらおうかな」って、毎年考えていましたよ。幅広い世代の方が、それぞれのそういう思い出と共に「ゴジラ総選挙」を楽しんでもらえるのではないでしょうか。
今日この「ゴジラ総選挙」をやって、「ゴジラファンの人たちの熱量ってすごいな」と改めて感じました。これだけの歴史がある作品なので、途中で離れたりしていた方もいて、だけど最後にはまたファンとして戻ってきていて、やっぱり好きでしょうがない、そういう思いがとても伝わってきました。“その時代と当時の自分”っていうように、思い出が重なるのでしょうね。
僕はゴジラの映画自体はそこまでたくさん見たことはなかったのですが、だからこそ今日の総選挙はより楽しめました! とにかくVTRが面白くて、正直スタジオのトークよりも「早くVTRが見たい!」という気持ちになってしまいました(笑)。視聴者の方も、同じ気持ちになってくれるんじゃないかなと思います!
ゴジラファンとして、いま、どういった年代の人たちがゴジラを見て楽しんでいらっしゃるのか、最初は分からない部分があったのですが、今回の「ゴジラ総選挙」で、本当に幅広い世代の人々がシリーズ全体を通して見ていらっしゃるんだな、ということが分かりました。
最近では映画館でだけではなく、TVやPCなどいろいろなシチュエーションで楽しめるのも大きいのかもしれませんね。ランキングにはいろいろな懐かしい怪獣が出てきましたが、ラドンやガイガンなどは意外だったな…(笑)。みんな最初に出会ったゴジラの印象が強いのでしょう。でも、いい意味でランキングに裏切られたので、非常にうれしかったです。
「ゴジラ総選挙」はいろんな切り口でゴジラの面白さを紹介してくれています。これまでゴジラに全く興味がなかった方も、これをきっかけに映画を見てみようかな、と思っていただけたら、ゴジラファンとしてもうれしい限りです。
今回の「ゴジラ総選挙」は、ゴジラ63年の歴史を2時間で振り返ってしまうぜいたくな企画です! 僕も改めてゴジラ作品をチェックして、シリアスな怖い怪獣もいれば、面白おかしい怪獣もいる。
時代に応じていろいろなキャラクターが登場して面白いと思いました。63年間という長きにわたって新作を発表し続けることができたのは、エンターテインメントとしてのプロットがしっかりしているからです。
「ゴジラ」シリーズを見たことがない方は、この「ゴジラ総選挙」はもちろん、「シン・ゴジラ」の地上波初放送もご覧いただいて、ゴジラに込められた日本人のアイデンティティーを感じていただきたいですね。
ゴジラはあくまでも虚構ですが、現実にいるような気もしてしまう。それは、たとえば地震のような、現実に“明日くるかもしれない何か”をゴジラが象徴しているからかもしれません。
そんな見方でゴジラを見ていただくと、ただの子供向け怪獣映画ではない深い見方ができると思います。
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