【映画「ミックス。」連載】“憎まれ役”を演じた瀬戸康史&永野芽郁『撮影はアウェイでしたよ(笑)』

2017/10/28 12:00 配信

映画

10月21日・22日の映画動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場1位を獲得し、大ヒット公開中の映画「ミックス。」。人生のがけっぷちに立たされた人々が卓球を通して奮起していく姿を描く、笑って泣けるエンターテインメントに仕上がった。新垣結衣瑛太が初共演を果たすほか、豪華キャスト陣が顔をそろえたことでも話題の本作。公開を記念して、WEBザテレビジョンではキャスト、スタッフによるリレーインタビューを敢行。第8回では、主人公ペアのライバルとなる役どころを演じた瀬戸康史永野芽郁の対談インタビューを紹介します!

公開中の映画「ミックス。」で新垣結衣&瑛太ペアのライバルとなる役どころを演じた瀬戸康史&永野芽郁撮影=西村康


ミックスは本当に難しい!


――お二人は、多満子(新垣)と萩原(瑛太)のライバルとなる役どころを演じています。卓球のスター選手役とあって、卓球の練習も必須となりました。お互いの存在が練習の励みになったことはありますか?

瀬戸「なかなかスケジュールが合わなくて、ミックスで練習をする時間が本当に少なかったんです。ずっとひとりで練習をしていたので、いざミックス(男女混合)でやってみるとなるととても難しかったです。相手の間合いを見ながら、ボールを打っていかなければならない。芽郁ちゃん以外の人と練習をしてみたときもありますが、人によってスピードやタイミングも違うので、芽郁ちゃんと合わせたときにはまた違う感覚になる。ミックスは本当に難しいなと思いました」。

永野「私はもともとスポーツが大好きなんですが、卓球はとても難しかったです。瀬戸さんは本当にお上手で、私は置いていかれそうで戸惑いました。でもそんな私も全部、瀬戸さんがカバーしてくださったんです!」

瀬戸「なになに!? ずいぶん、あげてくれるね!」

永野「あはは! 瀬戸さんが相手で本当によかったと思っています。本気ですよ!」

瀬戸「本当に? テレビジョンだから、いいことを言っているんじゃないの(笑)?」

――今、お話を聞いていても本当に息ピッタリのお2人ですが、共演してみた感想を教えてください。

永野「瀬戸さんは初対面のときから、壁を作らずにお話をしてくださって。とてもうれしかったです」

瀬戸「それはあなたでしょ! 芽郁ちゃんはとても素直で正直で、裏表がまったくない。エネルギーもあるし、人を引き寄せる能力があると思います。僕は割と人と壁を作ってしまうタイプなんですが、芽郁ちゃんには速攻、その壁を壊されました(笑)。僕はすごくそれに助けられましたね。お互い支え合って、助け合ってこそミックスができますから」。

永野「私が初対面でバーンって壁を壊したってことですか(笑)!? でも、お互い支え合って、助け合ってこそのミックスというのは、本当にそう思います。瀬戸さんにはものすごく助けていただきました。今回は撮影期間もとても短くて。もうちょっと長い時間、撮影していたかったと思うぐらい楽しかったです」

本当に息ピッタリの2人撮影=西村康


芽郁ちゃんはとにかく笑い上戸。いえ、瀬戸さんが笑わせてくるんです


――お話してみて印象的だったことはありますか?

瀬戸「とにかく彼女は笑い上戸なんですよ。すぐに笑う」

永野「めったに笑わないですよ」

瀬戸「うそつけ! 笑っていないときの方が少ないでしょう。こっちまで引きずられてしまうから、やめてほしいんですよ。本番でとても真面目なシーンなのに、人の顔を見て笑ったりするんです」

永野「なんでそういうことを言うんですか! 私は真面目な顔をしてスタンバイをしているのに、瀬戸さんがニコっとこちらを見て、すぐに真面目な顔に戻ったりするんです。そうやっていつも瀬戸さんが笑わせてくるんです! なので、私がよく笑うというよりも、笑わせられているんです」

瀬戸「あはは! とりあえず言えることは、仲は良いということです(笑)。ずっと笑っていましたね」

――本当に仲良しですね。兄妹のような距離感でしょうか。

瀬戸「本当にそう思います。僕は実際に妹がいるので、かわいいんですよ」。

永野「私もお兄ちゃんがいるので、瀬戸さんはそういう感じかもしれません」。

瀬戸「顔もなんとなく似ていますし。ごめん!そう言われるのはイヤだった!?でもジャンルは一緒なんじゃないかな」

永野「兄妹役などで、また共演できたらうれしいですね」

――劇中でお2人は“憎まれ役”となる立ち位置ですが、笑顔で乗り切った感じですね!

瀬戸「でも撮影はアウェイでしたよ(笑)。多満ちゃんや萩原の属するフラワー卓球クラブの皆さんが、本当にものすごく仲が良くて。撮影の合間にはいつも一緒にお話をされていました。もちろん皆さん良い方ばかりなので、僕たちも輪の中に入れてくれようとはしてくださるんですが…」

永野「本当に皆さん良い方ばかりなのに、どうやって入っていけば分からない。“あ、ありがとうございます”って見計らったりして! つらかったですね(笑)」

瀬戸「そうそう! もう、仲が良過ぎるんですよ!」