黄川田将也、“助監督が10m転がった”過酷なロケでも「楽しめた」ワケとは?

2017/10/28 10:00 配信

ドラマ インタビュー

NHK BSプレミアムにて、10月29日(日)と11月5日(日)の2週にわたりプレミアムドラマ「山女日記」(いずれも夜10:00-10:50)が放送される。

本作は昨年同局にて放送された連続ドラマの続編で、2話完結のスペシャルドラマ。登山ガイド歴3年になる立花柚月(工藤夕貴)やガイド仲間である木嶋(黄川田将也)を中心に繰り広げられるヒューマンストーリーを、実際に登っているからこその壮大な景色と共に描いている。

また、柚月と木嶋の恋模様も今作の見どころの1つ。木嶋を好演する黄川田将也にインタビューし、撮影中のエピソードなどを聞いた。

「山女日記」に出演する黄川田将也にインタビュー


「また山で会いましょう」が実現


──およそ1年ぶりの続編ですが、オファーを受けてどう思われましたか?

大喜びしましたね。前作の打ち上げで、共演者の皆さんと「また山で会いましょう」って話していたんです。まさかこんなに早く実現するとは、思っていませんでした。

──台風の影響を受けてしまうなど、前作の撮影はかなり過酷だったと聞いています。続編の決定に際して、「また大変な撮影が始まる」というマイナスな感情はなかったのですか?

つらかったことって、忘れちゃうんですよね(笑)。「大変だったけど、面白かったよね」とか、「苦労したかいがあったよね」っていう、ポジティブな思いしか残っていません。

前回も今回も、撮影中は誰も文句を言わないんです。過酷でつらい時にも黙々と足を進める、忍耐強い演者が集まっています。俳優たちのプロフィール欄に「特技=耐えること」なんて書いていないだろうに、よくこんなキャストが集まるなと思いますね(笑)。

今回は、常念岳と燕岳が物語の舞台(C)NHK


工藤さんはハイジで、僕はピーター・パン!(笑)


──以前、出演者の方々でLINEのグループを作ったとお聞きしましたが。

まだあります! 続編に出演することを言ったら、盛り上がりましたね。今回は新出演者の方も加わって、「山女スペシャル」というグループができました(笑)。「山下りたら、お肉食べようぜ」なんて話をしていました。

──前作でインタビューさせていただいた時に、工藤さんはアルプスの少女ハイジで、黄川田さんご自身はピーター・パンのようだと仰っていました。それは今回も変わらずですか?

そうですね!(笑) 僕たちは役そのままに自由にやらせていただいて、ゲストの方たちもそれに合わせてくださっていました(笑)。

新出演者を含め、今回の出演者陣でLINEのグループを作ったという(C)NHK


──では、前回と変わったことはありますか?

(山での撮影を)一度経験していることもあり、より撮影を楽しめました。山を案内してくださった“隊長”のことを100%信頼しているので、強風ですら楽しめたんです。

風に身を任せて、鳥になったような気分でした。僕の前でも後ろでも「キャー!」って声が上がっていたので、そんな場合じゃなかったんですけどね(笑)。