いよいよ清野菜名が登場!「トットちゃん!」服部Pが見どころを語る

2017/11/01 18:00 配信

ドラマ

黒柳徹子の半生をベースに、彼女とその家族が織りなす昭和時代の物語を描く帯ドラマ劇場「トットちゃん!」(テレビ朝日系ほか)。大石静の脚本による、キャラクター立ちまくりな登場人物たちが織りなす物語が、“朝ドラ以上に朝ドラっぽい”とまで言われている。本作の服部宣之プロデューサーに、主演の清野菜名さん、父親役の山本耕史さんをはじめ、番組のさまざまな見どころについて語ってもらった。

──本日、11/1の放送からはいよいよ清野菜名さんが演じる徹子が登場します。すでに発表されている「徹子の部屋」のシーンを演じている姿から、そのなりきりぶりが話題になっていますが。

「徹子の部屋」のシーンの清野さんは、徹子さんをすごく勉強されていて、とても似ているんです。しかし、その他のシーンでは(徹子さんに)似せることを目的に作ってはいません。無理に寄せないでいいというのは清野さんと共通認識にしています。

物語は徹子さんが生まれる前からやっているし、徹子さん自身ドラマの中で成長していく存在ですから。子供時代を演じた豊嶋花ちゃんの匂いが清野さんにあった方が、見ている方も納得できると思います。彼女が成長して今の徹子さんになっていくので、成長とともに自然とご本人に寄っていくという形が理想だと思っています。

清野が「徹子の部屋」を訪問した際の2SHOT


このドラマは、どうしたら今の徹子さんになるのかをひも解いていく作品なので、清野さんが意識していなくても、その状況に置かれていくことで話し方とか徐々に似ていくと思うんですね。似ていると言われるのはもちろんうれしいですが、そこだけじゃないというドラマの楽しみ方を発信していかないといけないなと思っています。

──清野菜名さんが演じられる徹子さんはいかがですか? また、服部さんが感じられる女優としての魅力は?

一人の女性の人生を、誰もが知る黒柳徹子になっていく道を彼女自身がちゃんと歩いている、そのお芝居が素晴らしいですね。今後、皆さんの知らない徹子さんの恋愛やプライベートの部分も描かれますが、こういう徹子さんが見たかったというニュアンスを残しながら、一人の女性のラブストーリーとして成立させているのは清野さんの芝居感の良さがあるからこそだと思います。

彼女はとてもナチュラルで、スイッチ一つで役に入れるし、普通の23歳の女の子に戻れる。まだ役者としてどんな役にもトライできて、何色にでも染まって、吸収できるんじゃないかと思います。徹子さんも芝居の経験もなく、テレビや芸能の知識もなくてNHKに入って女優になりましたが、その経緯が清野さんと似ているんじゃないかと思います。初登場した女学生の時と、物語終盤の徹子さんを演じている彼女は、きっと全然違うと思いますよ。

どこかで見た事がある衣装も登場!?


黒柳の舞台衣装も披露される


──清野さんの衣装には実際に黒柳徹子さんの私物をお借りしているものがあるそうですね

「徹子の部屋」のシーンでは徹子さんの衣装がたくさん出てきますし、それ以外のシーンでも徹子さんの衣装をお借りして清野さんに着ていただいています。「この衣装、どこかで見たことがある!」ということが結構あると思います。服のサイズも清野さんにピッタリで、一切直していないんですよ。カバンや小物類とかも徹子さんが持っているものをお借りしています。ハイブランドの物もあれば、海外の雑貨屋さんで購入した物まであるんですが、徹子さんのセンスは素晴らしいですね。清野さんにもとても似合っています。