青柳翔が主演を務める新ドラマ「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」(MBS/TBS)が11月から放送される。本作はおおひなたごう原作の同名コミック「目玉焼きの黄身いつつぶす?」(ビームコミックス/KADOKAWA刊)を実写ドラマ化した作品。誰もが気になる“食べ方”にスポットを当て、食べ方で大げんかするカップルとその周りを取り巻く個性的なキャラクターたちが繰り広げる日常を描く。
物語の主人公であり、料理の食べ方に人一倍こだわりを持つ田宮丸二郎(通称、ジロちゃん)を演じる青柳にインタビューを実施。本作の魅力や共演者の印象などを語ってもらった。
――出演が決まった時の心境と二郎の役柄について教えてください。
主人公の二郎役として、人の食べ方を否定したり、納得のいかないことがあるとすぐ怒ったりするという人物をやらせていただきました。せりふなどがすごく難しくて、これまでに全くやったことのないキャラクターでしたが、すごくやりがいがある役でした。
――本作の魅力はどの辺りにあると思いますか?
(食べ方について)話している姿は熱いんですけども、結局話している内容はどうでもいいといえばどうでもいいことなので(笑)。そこがこの作品の魅力だなと思いましたね。
この漫画を読んでいくと、自分の食べ方など気付くことも多いですし、こういうところを気にする人もいるんだなという発見があったので、勉強になりました。この作品に参加するまでは、食べ方などは全く気にしたことがなかったですね。
――共演者の成海璃子さん、佐藤二朗さんの現場での印象は?
(僕が)せりふでいっぱいいっぱいになってしまう時もありましたが、そういった時に優しく声を掛けてくださるなど、お二人ともすごく優しい方でした。
僕が二郎という役名なので、現場で「じろうさん」と呼ばれると、僕と佐藤二朗さんの2人が振り返るという混乱するような現象が起きまして(笑)。一度は「二郎ちゃん」が僕で、二朗さんが「二朗さん」になったのですが、それすらも混乱しちゃって。結局「青柳くんでいいんじゃないの」ということになり、最終的には「青柳くん」と呼ばれることになりました(笑)。
僕は元々二朗さんの大ファンだったので、会えてすごく光栄でした。現場でも“二朗さんスパーク”といいますか、二朗さんのボルテージがだんだんと上がっていくのを間近で見られることが楽しかったです。
――青柳さん自身は目玉焼きに何を掛けて食べますか?
しょうゆですね。食べ方もつぶすタイミングも完全に二郎と同じです!
――これまでに見て驚いた食べ方はありましたか?
「ペヤング」にソースを掛けずに食べる友達がいました。僕も一口食べてみたんですけどあまり味がしなくて、「なんでやってるんだろう」と思っていました(笑)。
――二郎のように何かこだわっていることはありますか?
最近は行けていないのですが、釣りが好きです。こだわりというか、休みがあればよく行くという感じですね。最後に行ったのは東京湾で、その時はスズキが1匹釣れただけでした(笑)。
次に釣りに行くなら、メキシコまで行きたいです。なんだかすごく大きい魚を(山下)健二郎が釣ってきたらしく、「すごい爆釣できたよ!」と言っていたので僕も行ってみたいです。
――最後に、作品の見どころを教えてください。
二郎が話している内容は、自分で演じていても「何を言っているんだろう?」と思う時もあります(笑)。ただ、「たかが食べ方、されど食べ方」という感じで、人の食べ方を受け入れていくことで二郎がどんどんと成長していく姿を描いた、優しさや愛に満ち溢れた作品だと思います。ぜひたくさんの方に見ていただけたらうれしいです。
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