萩本欽一を追いかけたドキュメンタリー映画「We Love Television?」の公開二日目舞台あいさつが、11月4日に茨城・稲敷で行われた。
稲敷は、萩本が立ち上げた社会人野球チーム・茨城ゴールデンゴールズの本拠地であり、劇場には萩本、土屋敏男監督の他、ゴールデンゴールズ監督・片岡安祐美、稲敷市・田口久克市長が登壇。稲敷市民と共に、萩本の7年ぶりのがい旋を祝った。
萩本は「今回、僕は映画を撮っていることを全く知らなかったんだけど、何で怪しまなかったのかって、土屋ちゃんがずっとカメラ持っているのね。いつもカメラ持っているから撮っているの全然気付かなかった。日活の人に『何でこの映画公開するって決めちゃったの?』って聞いたら、『立ち話で…』だって(笑)。『それ土屋ちゃんに騙されてんじゃないの?』って言ったよね」と会場を笑わせた。
また、客席からゴールデンゴールズ監督時代のなじみの顔を見つけ、「あそこのおっかさんなんかはお店やっていてね、選手がたくさんごちそうしてもらって助かったんだよね」など、当時の思い出を懐かしそうに語った。
「24時間テレビ 愛は地球を救う」(8月26日-27日、日本テレビ系)で公開プロポーズを受けた片岡安祐美は、「おかえりなさい! 欽督(萩本の監督時代の愛称)とは『24時間テレビ』ぶりにお会いしますが、おかげさまでお嫁にいけることになりました。年内入籍を目標に頑張ります!」とあいさつ。映画については「感動しました! 野球をやっていたころのことを思い出して、たくさん思い出がよみがえりました」と話した。
「パワーのある欽ちゃんが大好き! 涙が出たよ!」と客席から声が飛ぶと、萩本は「お母ちゃんの声にもパワーがあるね。その声で野球も応援してくれてたんだね、ありがとう。昨日は横浜で舞台あいさつをしたんだけど、おじさんが帰りがけにね、『欽ちゃん、ありがとう!』って言ってくれて。それがうれしくって、涙が出ちゃったよ」と話した。
最後に、「今日は久しぶりに友達に会った気分。駆けつけてきてくれてありがとう。僕はまだ(視聴率)30%を諦めていない。この映画を見た皆さんは、僕の夢の目撃者だから半券を捨てずに取っておいて。もし、これから僕が30%取ることができたら、半券を見せに来てよ。そしたら飯に連れていくから」と、萩本らしい親しみに溢れたコメント。萩本自ら客席に駆け寄り、劇場の観客と固く握手を交わして舞台あいさつは終了した。
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