――台本に書いてある言動は、読んでいて共感できる部分もありますか?
石黒さんとの夫婦関係の部分とか、「どうしてこの旦那さんは、こんなにかたくなに変わらないんだろう?」と思いますけど、「でもこういう人、絶対いるよな」という人もいれば、優里さんみたいに「働きに出たいけど、旦那さんの言っていることも正論だし…」と思う人もいるんだろうと思います。「どこに取材されているんだろう? 何をネタにされているんだろう?」と思うくらい女性のセンシティブな部分もしっかり情報収集されているし、説得力もありますね。
――5話では、優里さんがついに家出をされましたね。
普通に台本を読んだだけで、すごくグッときてしまい泣けてきました。本当に優里さんみたいな人がいると思ったら、それを背負っている気がして…。「優里さんと同じ状況にある人がどう思うのかな?」と思わされるくらい、演じていてリアリティーがありました。それって、すごいことだと思います。ストーリーの中での1つの出来事という気がしないというか、責任を持ってしっかり説得力のある芝居をしようと思うし、話が進んでいくにつれて女の人が見て共感したり、納得したりできるようなお芝居がしたいなと強く思うようになりました。
――今後の注目ポイントは、どこだと思われますか?
5話の最後の方で、「この時が私たちの友情がピークだったかもしれない」というナレーションがあるんですが、ここからどうやって崩れたり、気持ちが離れたり、何かを失敗してしまうか分かりませんが、何かが起こるかもしれないですね。最終的には、きっと私が菜美ちゃんに助けてもらうことになると思うんですけど、友情の絆が深いからこその感動が私はすごく楽しみなんです。また、一視聴者として、京子ちゃんと私は菜美ちゃんの正体を知ることになるかどうかも気になります! そのときの3人を、金城さんがどう描くかも楽しみですね。もし正体を知っても、きっと3人としては何も変わらないだろうけど、旦那さんが彼女の過去を知るのと私たちが知るのではきっと違うと思うので。楽しみですね。
あと、旦那さんとの関係をどう解決するのかも気になります。私的には、絶対前向きな方向がいいんですけどね(笑)。毎回、石黒さんと「この人、変われないよね」とか話しているんです。だから、どんな終着点になるやら。前向きな方向で、ゴールを作ってもらいたいです(笑)。
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