NHK総合で11月24日(金)から放送が始まる「マチ工場のオンナ」(毎週金曜夜10:00-10:50)の第1話試写会が行われ、出演者の内山理名、永井大、柳沢慎吾、竹中直人、舘ひろし、そして制作統括の吉永証氏が登壇した。
同ドラマは、諏訪貴子の著書を原作に、専業主婦の光(内山)が、父・泰造(舘)の経営する町工場の社長を継ぐことになり、さまざまな困難に直面しながら奮闘する物語。
主演の内山は「勢いのあるストーリーに負けないよう、毎日笑顔で撮影に臨んでいます」と役柄同様、明るく話す。
しかし、撮影開始時には原作者本人の体験を基に描かれる主人公を演じることに不安もあったと明かし、「せりふの背景をちゃんと考えながら演じることに気を付けていました。そうして演技をしているうちに、共通点も見えてきたんです。特に共感したのは、私も父が亡くなってから父について知ることが多かった部分です。
『父は私のことがあまり好きじゃないんじゃないか』とずっと思っていたんですが、亡くなった後に、私のテレホンカードをお財布にたくさん入れていたことを知って。ちゃんと見ていてくれたことに気付いて、すごく『ありがとう』と言いたくなりました。光も、父のことを大嫌いと言いながらも、本当は大好きなんだろうなと思います」と感慨深く語った。
町工場の職人・純三を演じる柳沢は、コメントを求められると「どーも、皆さん! このたびはお集まりいただきありがとうございます! 主演の内山さんは18歳の頃から知っているんですけどね、もう演技がすごいでしょ? 見ました? 第1話のあのシーン!」と話し始め、その止まらないトークに舘が「はい。もう結構です(笑)」とツッコミを入れる。
しかし、それでも柳沢の独壇場は終わらない。キャスト全員との思い出を振り返り、「こんなふうにね、和気あいあいと撮影をしているんです。今度ドラマの打ち上げがあるんですけど、もう盛り上がるでしょうね~朝まで行っちゃうでしょう! まぁそんなことはさておき、この作品で私は、いい夢を見ようと思います」と笑顔で前歯を光らせた。
さらに柳沢は、キャスト全員が集合し写真を撮影した後にも、NHK広報からマイクを奪い、「皆さん寒くなってきたので、体調に気を付けてください!」と語り掛け、最後まで会見に集まった報道陣を楽しませた。
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