温泉旅館のホームページに掲載する写真を撮影するため、石長島にやってきた圭、斎、シモンの3人。到着するや否や、圭は以前にこの島に来たことがあるような思いにとらわれる。
旅館に着いた圭たちを迎えたのは、おかみの田崎典子(伊藤かずえ)と番頭の佐久間和夫(モト冬樹)。そこでカメラマンの高江克海(斉藤陽一郎)と、アシスタントの清見悠(瀬戸利樹)、スタイリストの鍋島ナオミ(岩佐真悠子)を紹介される。
圭は典子に「俺と会ったことありませんか?」と質問。圭の名前を聞いた典子と佐久間は一瞬顔色を変えたものの、「ちょっと存じ上げないですね」とはぐらかす。
撮影を進めていく中、おかみの典子から「ここの源泉には霊力が秘められており、心美しき者の万病を消し去るが、心悪しき者には死が訪れる」と聞く。
せっかくだからみんなで飲んでみようということになり、圭が用意した湯呑みに源泉を注いで飲むと、突然カメラマンの高江が吐血して息絶え、またしても圭は死体の第一発見者になってしまう。
湯呑みを用意したのが圭だったことから、佐久間らは圭が高江の湯呑みに毒を仕込んだのではないかと疑い、警察と救急車を待つ間、圭を危険人物として隔離する。
その頃、20年前の「弥木圭という男の子が男性の遺体の第一発見者になった」という事件について、登一学(豊原功補)と共にひそかに捜査を開始していた早乙女果林(新木優子)が、同じ石長島に上陸していた。
殺人事件の発生を聞きつけて現場となった温泉旅館を訪れた果林は、圭に「昔、あなたはこの島にいた」と、圭自身が忘れ去っていた過去について話し始める。
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