「ねほりんぱほりん」(毎週水曜夜11:00-11:30、NHK Eテレ)は、聞き手のYOUと山里亮太が“顔出しNG”のゲストを迎え、人形劇で送る新感覚のトークバラエティー。毎週さまざまなゲストの壮絶な過去や抱えている闇を聞き出す2人に、シーズン2で登場した人々への思いなどを語ってもらった。
――11月1日に放送された「パパ活女子」や、11月8日の「ネトゲ廃人」は、世間でも話題になっているテーマでしたね。実際にお話を聞いてみて、いかがでしたか?
山里:「パパ活女子」って、若さを武器にして“パパ”に会ってお金もらってって…否定するポイントしかないじゃないですか。でも、実際にそれをしてしまった子たちの苦悩なんかを、結構赤裸々に聞けたんですよ。
手を出してしまったが故の最大の不幸も全部この放送で分かって、単純にお金もらってる若い子の話を「うわぁ最低だな!」っていうふうに聞く回ではなかったです。手を出して、一時の快楽は得たけど、こんなつらいことになるんだったら、やらなければよかったという部分は、ドラッグに近い部分があるというか。
「パパ活女子」ブームになっていますけど、こんな怖いこともあるんだってことも伝えられたんじゃないでしょうか。YOUさん、どうしたんですか?
YOU:ちょっと今、私、記憶をたどっていて…(笑)。
山里:もしこれから「番組の収録どうでした?」って質問しようと思っていても、YOUさん何も覚えてないですからね。ギリ今日の収録のこと覚えてるくらいですよね?
YOU:いや、覚えてるよ「ネトゲ廃人」の顔とか(笑)。お話を聞いていくと、最終的に不思議と「なるほどね」って思ったよね。
山里:“廃人”って付いているから、ネガティブな感じで「こんな生活してんだ」っていじりたいと思ったんですけど、そうじゃなかったですね。これ、意外と「アスリートじゃないか…!」っていう。彼がトップアスリートだと納得させられる生活とか、彼の裏の部分も掘り下げています。
ただ、そういう部分だけでもなくて、“ネトゲ廃人”にもいろんな種類があってダメなアプローチもあるから、そっちのことも知ることができます。案外、子どもが「夢だ」って言っていいくらいのリスペクトポイントがあったりしましたね。
YOU:マジか…! めちゃめちゃ楽しみだわ…。
山里:YOUさんこれ、一緒に聞いてた話です。こういうテーマって、簡単にばかにされやすいじゃないですか? でも僕らは、ばかにしようとは思っていなくて、話を聞いてみて、ばかだと思ったら最後「ばか!」って言おうと思って聞いてるんです。
毎回そう言わずに帰れるんで、「すげぇな、みんな」って思います。「ナンパ師」以外には、ばかって言ってないですからね。
――12月13日(水)に放送される「元子役」の回はいかがでしたか?
山里:面白かったですねー! あと、この回は自分の子どもを子役にしたいっていう方も参考になりますし、人付き合いや、人間関係の形成においても勉強になります。勉強になりつつ、闇の部分も知れますよ。それにしても子役の世界は闇でしたね、YOUさん!
YOU:んー、やっぱり特殊だったよね。でもちゃんとした子だったね。いっぱしゃべってくれたし。
山里:そうですね。この番組の匿名性って、来る人みんな異様に信頼してくれるんですよ。目隠しとかだけだと「ひょっとしたら分かっちゃうかも…」っていう怖さがあるみたいなんですけど、この人形劇のシステムには圧倒的な信頼度があるみたいで。みんなブレーキ踏まずに話してくれるんで、すごくいいなと思います。
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