――今シリーズの放送中、加地秀樹の不在を嘆く声が各地から寄せられていました。
実は「加地先生はなぜいないんだ!?」という声を、僕の周囲からもたくさん頂いたんですよ。先日も北海道の北見市で、横断歩道の向こうからずっとにらんでいる男性がいたので「参ったなぁ…」と思っていたら、「ドクターYですよね?」と声を掛けられて!
思わず「え~っ!?」と大声を上げてしまいました(笑)。加地はこんなにも受け入れられているのか…と本当にビックリして、うれしかったです!
――久々に「ドクターX」の現場に戻られたときは、どんなお気持ちでしたか?
長く関わっている作品とはいえ、すでに出来上がった組に途中から入っていくときは、不思議な緊張感がありますね。僕がいなかった間に確立された、今回のシリーズならではの時間の進み方とチーム性になじんでいくのは大変! 撮影は間もなく終わりますけど、今も緊張しています(苦笑)。
――「ドクターX」名物の1つが未知子と加地の掛け合い。今回の掛け合いはいかがでしたか?
相変わらず面白かったです。加地は彼女の能力に圧倒されつつも、それを完全には認めたくない。その意地みたいなものが根底にあるからこそ、他のキャラクターとは違う関係性が築かれていると思うんです。
まぁ、そんな2人も第1シリーズではデートらしきものをして、ちょっといい感じになりそうな雰囲気も一瞬あったんですけどね(笑)。ただ、あのときに加地がブルーの長いマフラーをしていまして…。未知子はあの格好が気に入らなかった、という話が今回の撮影合間に飛び出したんですよ(笑)。
最終回でも加地はまた長いマフラーをして登場しますし、未知子と加地の関係はずっとこのままでしょうね。でも、視聴者の皆さんにとっても、この距離感がいいんだと思います。
――満を持して再登場する加地ですが、見せ場はズバリどこですか?
満を持して出たわりには、相変わらずなんですよね~。失敗しないのではなく、負ける戦いはしない“加地の安定の逃げっぷり”を今回もご覧いただけるのではないか、と(笑)。
あと、未知子が倒れるという局面が訪れる中、思いもよらぬ出来事もあり、ちょっと切ない加地も見られるかと思います。
――最後に、加地を待ちわびていた全国のファンに一言お願いします。
加地秀樹は常にあなたの横にいます! 「ドクターX」が続く限り、コバンザメのようにくっついていく所存です(笑)。
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